【Teaching the alphabet #1】 MIの視点

あなたは英語を教えることになりました。まずはアルファベットですよね。どうやって教えますか?自分自身が英語学習を始めた時のことを思い出してみましょう。たぶん、アルファベットの歌を歌いましたね。文字は「ローマ字」の授業で習っていたから「みなさん書けますね。」とすっ飛ばされましたか?筆記体は習いましたか?先生が左から右へ「続け文字」を書くとカッコよくて大人っぽくて憧れましたよね。自分の名前を筆記体で練習しましたよね。現在は筆記体は実際の生活で使うことが無いです。

アルファベットは、1回の授業でカンペキを目指すのではなく、入門期の授業の複数回の授業で1回5分から10分程度扱うと良いと思います。

「多重知能理論」MIの視点で考えてみましょう。

私のアルファベットの記憶は、父の記憶と密接に繋がっています。父は、英語が堪能で、個人で輸出入業を営んでいました。国際電話で英語を話している父、寝そべってペーパーバックを読んでいる父、関西人のつねでダジャレを言って人を笑わせて満足そうな顔の父。私が大学卒業した直後に、50歳で亡くなりましたので、大人として向き合ったことがなかったのですが、父に憧れて「ひとは大きくなったら英語を話すようになる」と単純に思い込む子ども時代でした。

父は、その頃台頭し始めた「塾」が嫌いで「学校で勉強してできない奴は何をしてもできないのだ」と、私や妹に中学入学以前に英語を習わせることも、教えることもしませんでした。さて、中1で英語を習い、ある日得意になって英語の単語を言っていると「シング?スィングだろう?」と嘲笑されたのを鮮明に覚えています。その時点では理解できなかったのですが、singをshinguと発音する私にムカついたのでしょう。

発音は大切です。アルファベットを正確に言うことで、英語の発音の基本を身に付けることができます。「日本人なんだから日本的英語でいい」と言う人たちもいますが、英語を母語としないひと同士が英語で会話する時に頼りになるのは「英語の英語独自の発音」です。子どもたちの大きな財産になる、英語の発音を教えましょう。

まずはアルファベット表を作りましょう。私は、このような表を使います。

-大文字と小文字を並べて表示します。

-フォントはComic Sans MS、またはChalkboardが適切です。

-そのアルファベットで始まる、子どもが親しみやすい単語の絵を添えます。

-Xxで始まる単語は少ないので、単語の最後がXxのfoxにします。

-umbrellaは、実はとても発音が難しいので、upにしても良いでしょう。エレベーターのボタンの絵を使います。

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