古稀日記 5月18日 「新茶の季節」

不確定、不安、不信の日々ですが、季節は確実にめぐってきます。今日は、Erikoさんが、連獅子の絵葉書を添えて新茶を送ってくださいました。毎年、Eriko選新茶を頂戴すると、水出しの美味しいお茶を冷蔵庫で作ります。一晩ゆっくり侵出した旨味は、初夏を実感させてくれます。

ここ数年、夏と冬の間が短くなっているようです。春・秋に着る「合い着」の出番が少ない。毎日、そして一日のうちでも、朝昼晩と気温が上下して、何を着ても正解になりません。肌寒くてもウールを着ると居心地が悪く、かといって木綿の薄物を何枚重ねても、すーすーします。

コロナ禍でイギリスがロックダウンに入った昨年の3月に契約を交わし、それから今年の2月までイギリスの出版社の仕事で毎日が何かの締め切りという生活でした。それは、demanding and strenuous、息のつけない日々でしたが、そのおかげで、コロナ禍の巣ごもりというストレスを軽減してくれたように思います。どこにも出かけられない生活を厭う心の余裕がなく、目の前の締め切りを追っていたからです。

差し迫った仕事が一段落した今、1日1日を丁寧に生きていこうっと。

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