古稀日記 6月6日 [Better late than never.]

ファミリーテニスクラブでは、日曜午前にメンバー対象のスクールがあります。入門者対象の木曜日レッスンを3回経験したので、今日は正規のスクールでどんなことをするのか行ってみました。オーナーコーチとコーチ2人の3人体制で、上級者はあっちのコート、初級者はこっちコート、と分けてレッスンがありました。 コーチはメンバーの名前を掌握していて、一番新参で「へなちょこ」の私には「よし、当たった!」と声をかけてくれますが、上手な人には「走れ!」と、ちょっと難しいボールを出します。 気温は26℃くらいで、風もあり、心地よく動きました。一緒に習い始めた方たちと励まし合いながらの90分は、アウトドアスポーツと無縁だった私にはとても新鮮です。

昨日突然思い出したことがありました。亡くなった父の言葉です。「節子、これからの女は3つのことができないといけない。英語以外の外国語、タイプ、テニスだ。」50年も前のことです。父は英語ができるのは当たり前だが、それ以外の言語が必要な場所があると痛感していたようでした。また、その頃はタイプして書類を作っていましたから、タイピストという職業がありました。父は自分でタイプしていました。レバーを押してシャーっと行変えする手動のタイプライターを買ってくれました。そして、テニスは、外国人と付き合うのにできると有利と言っていました。父自身はゴルフに凝っていたのですが、外国に出張した時にテニスで仲良くなる場面を見ていたのでしょう。

英語以外の言語は、大学で第一外国語をフランス語にし、ワードプロセッサーが登場した頃から何でも自分で打ち込んできました。テニスは先月始めました。半世紀前の父の言葉にフルに応えたわけです。うふふ。

子どものお稽古ごとは、6歳の6月6日に始めると上達すると言います。古稀の6月6日。遅すぎるかしら。

Better late than neverと思いたい。