【Teaching Colors #2】Seven Blind Mice

『Seven Blind Mice』は、一部ではなく全体を見なさいというメッセージの絵本です。

7匹の盲目のネズミそれぞれが大きな「何か」の一部に触って、「柱だ。」「蛇だ。」「扇だ。」などと想像し、最後にその「何か」が象であることがわかります。絵本の読者(子どもたち)には最初からその「何か」が象であることが見えているので、盲目のネズミが象の鼻(trunk)に触ったら何だと思うか(a snake)と予測しながら読み進めましょう。象の体の部分の英語を知り、色と曜日を手がかりにして予測する楽しさを味わうことで、 高学年の子どもが夢中になります。この絵本については、別の項で詳しくお話ししましょう。

今日は、この絵本の「読む前の活動」として「What Color Is Missing?」ゲームを紹介します。準備は簡単です。赤、黄、青、緑、オレンジ、紫、白の色紙を用意します。ボードに1枚ずつ留めながら英語を言って聞かせます。子どもはすぐに復唱しますよ。Red, yellow, blue, green, orange, purple, and whiteですね。Close your eyesと言って、目を閉じさせ、1枚を取り去り隠します。Open your eyesと言って、目を開けさせます。取り去った色紙があったところを指差して、What color is missing?と問いかけます。

すぐに答をいう子どももいれば、しばらく考える必要がある子どももいます。公平のために、答がわかっても言わないで手をあげるだけにします。全員の手が上がったら答を言っても良いというルールです。下の写真は、ある小規模校の高学年合同授業の様子です。What color is missing? Orangeですね。

このように単純な語彙を言う活動は、その単語を言う理由があると楽しくなります。また、意味のある活動なので、定着が良くなります。色以外にも、同じカテゴリーの絵カード6枚か8枚をボードに留めて、What’s missing?をすることをおすすめします。Word Smartだけでなく、Logic Smartを活性化させるアクティビティです。