古稀日記 7月7日 【a good read to recommend】

今日は七夕です。天災・パンデミック・オリンピックという三重苦の国民なので、ニュースを見るのも疲れてきました。そして今日、寝室のテレビが壊れ、内臓HDに入っていた歌舞伎や映画が全部星になって天の川の向こうに消えました。あぁ。

多聴多読マガジン8月号(コスモピア)は和製英語 vs ネイティヴ英語という特集があっぱれです。最近カタカナ語の増殖が速度を上げていて、英語脳を侵食してきます。この特集は、メディアに頻繁に登場するカタカナ語を集めて、英語ではどういうか解説しています。

毎号、「時の人」のインタビューが掲載され、音源がつきます。音源は以前はCDでしたが、今はQRコードを読み取ってスマホで聞きます。今月は映画 Nomadlandの監督、Chloe Zhaoさんのインタビューが入っています。短いインタビューですが、心から話しているのが伝わります。「ノーマドランド」を製作したことで、自分が生きていくのに必要なものは少しでいいと思うそうです。テレビが壊れて悲しんでいた私を慰めてくださっているのかと思いました。録画やダビングを一所懸命しても、生きている間に何度見るでしょう。良い記憶は私の脳の中にある。形の無いものをたくさん持っているのだと思わなくては。

コロナ禍で映画館に行くのが怖くなりました。最後に映画館で見たのは去年3月「パラサイト」でした。客席が1つ置きに空けてありました。今年は、「ノーマドランド」と「ミナリ」を見たいと思いましたが、上映館が少なく、上映期間にコロナ感染者が増えていたので諦めました。DVDが出るのを楽しみに待ちます。