【Teaching Animals #6】Old MacDonald Had a Farm

英語圏の伝承歌・遊び歌に関して、私はWee Singというシリーズを頼りにしています。子どもに英語を教え始めた頃、アメリカの友人(二人も!)から「この本が役に立つと思う」と送られてきたのが「Wee Sing」と「Wee Sing and Play」でした。

WeでなくてWeeとなっているのが洒落ています。(weeは小さいという意味)英語の母語話者であっても自分が子どもの頃親しんだ歌を子どもに歌ってやろうとすると歌詞を忘れていることが多いので、若い親たちと保育者・教師のために制作された小型本です。カセットテープ(!)がついていました。シリーズは好評で、その後様々なタイトルが出版され、音源はCDになりました。

動物の歌で絶対に教えておきたいのが「Old MacDonald Had a Farm」です。農場の動物の名前と啼き声をあっという間に覚えてしまう歌です。

ご覧になってわかるように、Wee Singでは楽譜と歌詞だけでなく、どのように遊ぶか提案されています。

Child’s Playという出版社は、伝承歌を仕掛け絵本にしたシリーズで有名です。「Old Macdonald had a farm」ではマクドナルドおじさんがキルトを着用して農作業をしていて、スコットランドの人であることが見てわかります。

とは言え、子どもにはスコットランドは馴染みがありませんから、ある小学校の授業ではGoogle Earthを使って、新潟からスコットランドまでぴゅ~~~っと飛んでいくのを見せました。スコットランドがとても遠い北の国であることが、世界地図や地球儀より実感できたようでした。

絵本の歌詞(本文)は、Wee Singバージョンと少し異なります。仕掛けはページに開けた穴です。見開きの右ページをめくると、次ページでは啼き声がその穴から見えるようになっています。

動物の啼き声は世界共通ですが、その国の言語によって聞こえ方・表し方が異なるのが面白いですね。Old MacDonald Had a Farmに登場する動物の啼き声を英語、日本語、韓国語の表にしてみました。

        アヒルの啼き声をハングル入力するのは私のスキルではできませんでした。ミヤネヨ。

ある言語にあって、他の言語には無い音もあります。英語や韓国語は、子音の数が多いので、動物の鳴き声も実際に近い表現をしているように思います。七面鳥やロバは、日本でも韓国でも啼き声が見つかりませんが、それは家畜として飼育してこなかったことの表れだとと思います。

Child’s Play社「Old Macdonald had a farm」(CD付き)は、コスモピア・オンラインショップで購入できます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です