【Phonics: フォニックスについてお話ししまょう #1】

フォニックス(Phonics)は、アルファベットの名前(A=エィ [ei])と音(appleのエァ [æ])の学習で、子どもが自分の力で単語を読めるようになる力を養います。

どうやって英語が読めるようになったか覚えていますか?私は中学の英語の先生が「ブタのシッポがつくと前の字をアルファベット読みするのだ」と教えてくださったのをよく覚えています。same、bite、cuteなどなど。これは、短母音がmagic e(silent eとも言う)付くと長母音になるルールです。

英語は、アルファベットが表す音を知らないと読めるようにはなりません。Aaは [æ]、Bbは[b]、Ccは[k]、Ddは[d]ですから、アブクドですね。英語圏の人に聞くと、育った時代と場所によって最初に「エィビースィーディー」を習った人と、「アブクド」を習った人に分かれます。ある友人には子どもが2人いますが、1人は「エィビースィーディー」、1人は「アブクド」で、「アブクドの子どもの方が早く読めるようになった。」と言っていました。

英語母語話者の読み(literacy)教育では、たくさん読めば自然に読めるようになるとするWhole Language方式と、ルールを教えて自分で読めるようにするPhonics方式があります。この2つは、母乳が良いかミルクが良いか的な対立とも言えます。日本の子どもの英語教育では、2つの方式の共存が良いと考えます。

日本の子どもには、意味がわかって言える英語をたくさんインプットすることが重要です。そこに「アブクド」を教えると、「b + e + d = bed」のような音の足し算ができるようになりますから、自分で新出単語を読もうとします。

英語が嫌いな子どもに理由を聞くと「単語が読めない」「英語は暗記科目だからめんどうくさい」と言います。自分の力で単語が読めるようになると、英語が好きになります。フォニックスを教えましょう。

そのためには先生がフォニックスを知らないとなりません。実は英語教員の教職課程には、音声学はあってもフォニックスは含まれていません。困ったものです。私は今まで、数多くの中学校の英語教員研修でフォニックスをお教えしました。

アルファベットは26文字で、母音が5つ・子音が21です。まずは、その26の音を「A says, [æ], [æ], apple.」(Aは、appleの [æ]の音)というjingleを言うことに慣れましょう。

アルファベット表とジングルのリストをダウンロードしてお読みください。

次回は、長母音や、様々な子音のルールについて解説します。

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