古稀日記 10月7日 【Is this just a truce?】

全国の緊急事態宣言が解除になり、こわごわ上京して子どもたち家族と会ってきました。それから、なんだか気が抜けた感じです。常に意識していた見えない敵が見えない。このまま見えなくなることは考えられないから、しばらく隠れているだけなのか。。。

解除前は、ニュースの街頭インタビューで「自粛が続いてストレスがたまっている」と言う人を見ると、「三条のような田舎に住んでいると、遠出しないことを除けば通常の生活を送っていて私はストレスが無いのだわ」と思いました。しかし、1年ぶりに家族と対面で会って、どれほどこれを待ち望んでいたかわかりました。我慢して自分をだましだまし生きてきたのだなあ。「普通に」行き来できること、「普通に」ひとと会えることを、取り戻したい。

コロナ禍の最初の一年間は、毎日が締め切りのようなリモートワークがあったので、それで乗り切ることができたと思います。毎日のようにイギリスの様子を知り、日本の様子を知らせながら、イギリス人の編集者と協力して教材を書きました。ワークの記録は残っているけれど、感情の記憶は定かではありません。

毎朝、父母義父母の写真に手を合わせ、メガ東京エリアに住む家族の無事を祈りました。

今年5月にテニスを始めて、それまでは絶対に外に出ない時間帯にコートでボールを追いかけるようになり、これまで知り合うことがなかったスポーツ好きな人たちと出会いました。これはまた随分コロナ禍で生きる助けになっています。

6月に公開したこのウェブサイト。自分の知っていることを紙ではない形で発信すること、様々なことを振り返ることで、自分を見つめ直しています。パンデミックがもたらした影響は数え切れませんが、自分にとって何が重要か優先順位が明らかになってきました。

見えない敵の休戦、少しでも長く続いてほしい。

コメント (4)
  1. 谷山順子 より:

    「見えない敵」、一番怖いですよね。友人たちや離れた家族とも自由に会えない生活が1年以上続き、どんな人にもストレスが溜まっている(現在完了進行形?)と思います。世界中の深刻な状況を見ながら、毎日健康で生きているだけで「幸せ」と思うようにしてきました。仕事が続けられるのも「幸せ」と思ってきました。でも、このパンデミックが「休止」ではなく、一日も早く「終息」してほしいです。今日、岸田首相が所信表明演説の中で、「早く行きたければ一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」とのアフリカのことわざを引用されましたが、ぜひとも「正しい方向」に向かって進んで頂きたいものです。

    1. 外山節子 より:

      コメントをありがとうございます。終息したら福岡に飛んで行きたいです。パンデミックの間もメールのやり取りや、Zoomセミナーでお会いできていたのは良かったですぅ。新首相の引用したことわざは、よく理解できませんでした。よりたんご指摘の「正しい方向」が望まれますよね。もりかけさくらをチャラにする新首相はトリプルAをバックダンサーに歌う音程ずれ歌手に思えます。

  2. ともっち より:

    “普通”” 当たり前” がどれほど有難いかを身に染みました。
    早く安心してできる日々が来るといいなと心から願います。

  3. 外山節子 より:

    コメントをありがとうございます。家族が遠方にいる家庭は多いですよね。いつでも「普通に」行き来できる日がきますように!

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