古稀日記 10月17日 【learning history through dramas 】

寒い。とうとう居間の暖房をつけました。羽毛布団を出してカバーをつけました。ウールのセーターを着ました。 重ね着をすると、ウェストまわりが現金書留封筒の三重封みたいになってめんどうです。 でも、冬になったことを脳に言い聞かせて、あれこれ対応しないと温度差疲労になりますから、気をつけないと。

雨でテニスレッスンも無いので、韓国ドラマの時代劇を見ながら編み物をしました。「チャングムの誓い」が再放送されていて、毎日1話ずつ見ているとまだるっこしいので全巻DVDで先回りしてどんどん見ていたら面白くて最後まで見てしまいました。以前より聞いてわかることが増えているので、「ふ~んそういうことだったのね」と納得しながら見ているのです。

韓国ドラマの時代劇は、歴史と朝鮮時代の韓国の社会を知ると、理解が深まります。

見つけると買ってしまう朝鮮王朝に関する本!

字幕では「チャングム」と呼びかけていても、聞こえる音は「チャングマ」(呼びかける時母音のアをつける)「ソナイン」(内人ソさん)「ソウィニョ」(医女ソさん)と様々です。医療従事者は身分制度の上から2番目くらいだったので、女官だったチャングムが医女として王宮に戻ると「バカにされて悔しいこともあるでしょうに、よく戻ってきたね」と言われたりします。

朝鮮王朝の王は27人いました。時代劇でよく描かれるのは「チャングムの誓い」に登場する十一代中宗(チュンジョン)です。中宗は「サイムダン」にも「七日の大妃」にも登場します。「チャングムの誓い」での中宗は食事をして「ううん、うまい」という場面がほとんどですが、終盤になって自分の人生を振り返ってチャングムに心の内を吐露します。「兄(燕山君)を殺してクーデターを起こした功臣たちにまつりあげられて王になり、その後彼らの言いなりで、最初の妻を廃位して顧みず、その後2回結婚して側室も大勢得て、たくさんの人を殺してきたんだ。」「後継者は前妻の子だ。現在の妻の子どもも男だ。どっちに肩入れしても、片方が政治的に弱くなる。どうしたら良いんだろう。」

これは史実なのです。在位38年の間に王妃を二人迎え、側室は七人で、子どもは9男11女。57歳で死去。ふう。たいへんな人生ですわね。

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