古稀日記 11月5日 【Swans are here and I knit an Aran sweater. 】

白鳥が飛来してしばらく経ちました。新潟は白鳥にとってはハワイかしら。

うちから車で数分の田んぼにも大勢(?)います。夜は天敵を避けて潟、湖、池で眠り、昼は田んぼや畑でお食事。夕方、ねぐらに向かって家族単位でV字隊形で飛行する白鳥は新潟の冬景色で最も美しい風景です。

私は春先や秋の薄手のコートが好きなのですが、着る時期が毎年短くなるように思います。一日のうちの寒暖差が7~10℃あると、朝と昼では着替えしないといられないし、ちょっとそこらに出かけるにも既に分厚いコートを羽織ります。

生活の変化がコロナ禍と共に訪れたので、着るものの再編成をしないとなりません。2年前まで頻繁に着ていた服は出番が無い。寒くてもテニスをするので、ジャージの上下を買わないとなりません。やれやれ。

編み物を再開して、凪画伯のマフラーを編みました。ずっと昔の専業主婦時代のことですが、「毛糸だま」(1983年秋号)で読者の作品ページに取り上げていただいたほど編み物に凝っていました。その頃のスキルを取り戻そうと、アラン模様のセーターを編み始めました。アラン・セーターは、基本は表目と裏目の組み合わせでできています。縄編みをしたり、複雑に見えるけれどパターンを会得すればできる様々な模様を、糸1本と編み棒2本で作っていると、無心になります。集中します。これは、英語の仕事街道を爆進していた時期にはできなかった贅沢です。

アラン模様のサンプラーのような前身頃を編んでいます。

これがどんなセーターになるのか、いや今トレンドの脇をリボンで結ぶベストになるのかわかりませんが、とにかく1目1目1段1段と編み続けていると、前世はアラン島の漁師の妻だったかなぁという気分になるから不思議です。

コメント (2)
  1. よりたん より:

    アラン模様のセーター素敵ですね。以前テレビ番組でアラン島の特集があったのを思い出しました。昔編み物していたころ、段々立体的になっていくのが楽しかったのを覚えています。編み物は、MIでいうとArt smart, Logic smart, Self smart(?) を活用するのでしょうか。こんな編み方を最初に考えた人はすごいと思います。(何だか小学生みたいな感想…)

    1. 外山節子 より:

      コメントをありがとうございます。おっしゃる通り、模様編みはArt Smart, Logic Smart, Self Smartを活用する手仕事ですよね。メリヤス編みの面に裏目で模様を出したり、裏メリヤスの面に表目の鎖を浮き上がらせたり、1本の糸がだんだん立体になる楽しみ!最初に考えた人はすごいですね!

      よりたんも編み物再開しませんか。

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