【gender and ethnicity】2月17日 gender and ethnicity

今日は教材制作の幕内話です。

英語教材のイラストには、出版社と著者の考え方が表れます。Beehive執筆のprincipleは色々ありましたが、「どのページにも男女が同数、人種が偏らない」ことに毎日向き合って進めました。

著者の仕事は編集者と協議しながら様々なコンテンツを提出します。大きな仕事は、ページごとにvisualというスケッチと、manuscriptというイラストの描写など、様々なデータを描く・書くことです。manuscriptはイラストレーターとデザイナーへの指示なので、決められたフォーマットに従ってイラストの部分ごとにcodeとnumberを振り当て、「これは公園で8人の子どもが遊んでいる屋外の場面です。」のように始め、各部分を細かく描写します。

この作業は、English Timeの時は、art specと呼んでいました。出来るだけ詳細に描いたビジュアルを上から下、左から右に視線を移動しながら、ひたすら描写します。English Timeの執筆時に、大量の英語を書くのに疲れて「私のビジュアルは詳しいから、イラストレーターにそれを見て描いてもらうわけにいかないの?」と編集者に聞きました。「あなたが描くビジュアルはもちろん大きな参考・助けになるけれど、イラストレーターがあなたの絵に影響されないように文字で伝えてもらいたい。」と返事がきて、へぇそうですか、とひたすら英作文に励みました。

その経験がBeehiveの執筆で活きたと思います。generalからdetailsに、自分の意図が伝わるように心を込めて書きました。manuscriptは、English for specific purposesで、慣れると上手な言い回しやコツがわかってきます。そして、何よりも伝えたいことを自分自身が把握していることが重要です。編集者の「Great manuscript!」とコメントをもらうと嬉しくて、次のユニットも頑張ろう!と思いました。私は英語を専攻したことが無いのですが、OUPの著者として大量に英語を書いたことで力がついたと思います。英語上達の秘訣は「仕事で英語を使うこと」に尽きます。

このような作業を1st draft、2nd draft、3rd draftと推敲を重ねました。大巾な描き直し・書き直しもありましたが、「ボツになったアイディアはいつか個人で使うんだ!」自分を励まして、元気を出しました。

さて、今日は何を書きたかったというと、Familyのページの制作経緯です。Familyのユニットのオープニングです。全部で7人を1つの場面に登場させると一人ひとりが小さくなるので、祖父母はオンラインで誕生祝いをしていることにしました。執筆時はコロナ禍で仕事はもちろん家族の対面もオンラインでしたから「It’s a great idea. And it’s modern!」と編集者の賛辞をもらいました。私が描いたビジュアルはこれです。

manuscriptには、「ethnicityとclothesの選択はお任せします」と一言添えました。そして出来上がったページはこれです。

この家族はCaucasianではありません。Latin Americanですね。このページは最下部に写真を入れてreal worldを見せることになっています。写真の家族はAsianですね。(たぶん日本人)著者の私へのオマージュでしょうか。祖父母は元気な壮年で、ステロタイプではありません。

私はこのページに感激しています。

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