古稀日記 3月29日 【Thank you!は私のほうです。】

今日はウクライナの子どもたちへの授業2回目でした。27日からDaylight Saving Time、いわゆるサマータイムに切り替わったので、zoomにアクセスする時間を間違えないように気を使いました。今まで時差が7時間だったのですが、現在は6時間です。先週と同じキエフ時刻に授業をするのに、先週は日本の午後5時でしたが、今日は午後4時でした。間違えなくて、ほっとしました。

オンライン授業はモデレーターがずっと管理してくださいます。開始前10分くらいにアクセスしてウクライナ人のSさんと打ち合わせをします。私が質問をしたら、答えたい子どもは手を挙げます。今日は50人くらいの子どもたちの様子を見ながらSさんがミュートを外してくれました。先週よりinteractive(双方向)の授業にできたと思います。

今日はFive Little MonkeysとTen Fat Sausagesの2冊の絵本を使って、歌ったり、動作をしたりしました。引き算の数式を用意して、英語で言う練習をしました。お猿のぬいぐるみ、フライパンとソーセージ(作り物)を見せて授業を進めたのですが、自分のぬいぐるみを持ってきた子どもはぬいぐるみをジャンプさせてとても楽しそうでした。 今日の授業の流れは、Teaching Blogに書きます。

授業後のデスクです。

最後にGood-bye Songを歌い、バイバイと手を振ると、全員のミュートが外され、一斉にバイバイが聞こえ、Thank you!も聞こえました。ママが映り込んでニコニコと手を振ってくれているウィンドウもありました。50分間、他のことを考えないで楽しんでくれたのなら、工夫して準備した甲斐があります。そして、誰より多くを学んでいるのは私かもしれません。

子どもたちを入室させる前に、モデレーターのSさんと二人で話した時、「昨夜警戒警報が鳴って、よく眠れなかった。今朝は少し眠い。」と言うので、そういう時はシェルターに避難するのですかと尋ねました。「うちのシェルターはあまり良くないので、両側が壁の廊下で寝る」そうです。それでも、「All is fine!」と言うのです。ウクライナは絶対に負けないと思います。

コメント (2)
  1. えの字 より:

    ”Five Little Monkeys”、”Ten Fat Sausages”のどちらの歌も楽しいですね!ウクライナの子ども達はlesson後、口づさんで歌っていたのではないでしょうか。モデレーターさんとの会話で現実の戦時下を思い知らされます。節子先生の日記でより身近になりました。早く戦争が終わりますように!

    1. 外山節子 より:

      えの字〜!コメントをありがとうございます。繰り返しが多く、動作をつけて歌える歌は子どもの言語習得に最適ですよね。今日のニュースでキーウ(キエフの表記が変更になりました)への攻撃が続いているとありました。即時停戦を切望します。

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