ウクライナの子どもたちとのオンライン授業3回目を振り返ります。
4月5日に計画していたオンライン授業が、私のiMacがクラッシュしたので、1週間延期になりました。今回はcolorsの授業です。NGOのホームページには翌日の授業の一覧が出ます。私の名前のミススペルはずっとそのまま(^^)です。
ミーティングルームに入室すると初対面のモデレーターさんでした。子どもが手を挙げたらミュートを外して発言させてくださいと依頼しました。
1)Hello! I’m Setsuko. I’m your teacher today. I’m in Japan. ヤポーニヤ. This is my name in ヤポーニヤ. 節子、せつこ、Setsukoと書いて見せる。
2) Good morning song. 動作をしながら歌う。
Today we will learn colors, sing songs and read a picture book in English. Look. I have a bear. It’s a brown bear. He’s wearing a blue shirt and a yellow bow tie. Bear says he likes Ukraine. Bear is your friend.
3)Did you bring your toy animals? 動物を持ってきた子どものミュートを外した。英語で言おうと準備してきたらしく、I have Peter Pan. He has red hair. etc.と一生懸命話す子どももいた。A pink hedgehogを見せた子どももいた。
4)I have more animals. 今日の授業の発話目標はa+(color)+(animal)なので、様々な色のぬいぐるみを見せて導入とした。20年以上前から、絵本の授業のために買い集めた膨大なBeanie Babiesのコレクションが今回大活躍した。 A red bear, a blue bear, a pink bear, a yellow duck, a white duck, a white sheep, a green sheep, a penguin, a pink penguinの順にBeanie Babiesを見せ、手を挙げた子どもが英語を言った。
5)Now, we’re going to read 「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」Do you know this book?と問うとYesという子どもがいたので、Did you read the book in English or in Ukrainian?と聞くと、非常に得意そうに(ドヤ顏)I read in Englishと答えた。この子どもはReading Togetherで、他の子どもを牽引してくれた。表紙の内側の色のstreamsを指差すと、red、yellow、blueのようにどんどん英語を言う。オンラインでは、色が少し変わって見えるので、子どもたちに絵本の色がどのように見えているかの確認にもなった。I see a blue horseの見開きから、We can sing the storyとキラキラ星のメロディーで歌って進めた。
6)Now, let’s play a game. “Children, Children, What Do You See? Game.” 動物のシルエットを切り抜いたボール紙の後ろに色画用紙を数枚当て、色画用紙を引き抜くと、動物の色が変わる仕掛けを見せた。Children, Children, what do you see?と言いながら色画用紙を引き抜き、手を挙げた子どもが英語で答えた。
7)「くまさん、くまさん なに見てるの?」を日本語で読んだ。A bear is KUMA in Japanese. のように単語を教え、本文をはしょって読み進めた。クマ、ウマ、トリのように2音節の単語はすぐに真似できるが、3音節以上は難しい。「なにみてるの」は、モデレーターのAさんに試してもらったが、全然言えなくて恐縮されてしまった。日本語版は最後にお母さんが出てくる。この絵本には様々なバージョンがあって、日本語版はさっき読んだ英語版と異なる、と説明しても、子どもたちの理解を超えていると判断し、お母さんのページを見せて「せんせい」と読んだ。「せんせい」はすぐに復唱していた。
8)Now, we are going to learn shapes. Can you say these shapes in English?と6つの形を見せた。I See a Starの歌詞の順に提示。色を変えたのは、翌週のアクティビティに繋げるため。A star, a circle, a heart, a square, a triangle, a rectangleと言って聞かせると、すぐに復唱していた。A rectangleをしっかり言っている子どももいた。次に、Can you make these shapes with your fingers?と言い、指で形を作りながら英語を言い、子どもたちは自然に復唱していた。次に、Can you make big shapes with your arms?と言い、大きい動作を教えた。Now we can sing these shapes. It’s easy. I’ll show you. と歌って聞かせた。アカペラで一緒に歌い、最初は指で、2回目は大きい動作で歌った。ここで、CDをかける予定だったが、1時間前に作動していたCDプレーヤーが「音が飛ぶ」状態になっていたので困った。修復できないので、再度アカペラで歌った。
9)Good bye song.
ウクライナの子どもたちとのオンライン授業の様子のご報告をありがとうございます。大変な状況にもかかわらず、子どもたち、本当にかわいいですね。自分のぬいぐるみ持参(素敵!)で楽しい時間を過ごしたことでしょう。英語を母国語としない海外の子どもたちにも有効なアクティビティの数々(事前にしっかり準備されたもの)に改めて感動します。Bearの洋服はウクライナ色ですね。6)の動物のシルエットを切り抜いた厚紙に色画用紙を数枚当て、色画用紙を引き抜くと動物の色が変わる方法は今度やってみたいです。以前、この絵本の動物のシルエットを切り抜いたものを作っていましたが、単に色画用紙を当ててWhat do you see?としていました。Beanie Babiesはオンライン授業で大活躍でしたね。また次回を楽しみにしています。
よりたん、コメントをありがとうございます。コロナがなかなか収束しない中、オンライン授業の機会は増えると思い、私の実践が少しでもどなたかのお役に立てばと思い記録しています。視聴している生徒にどのように「見える」かを常に意識していないといけないですよね。色画用紙引き抜きアクティビティは、ぴろこさんの提案です。事前準備のサポートを得られるので、とても助かっています。来週のMouse Paintでは、実際にパレットの上で絵の具を混ぜて見せようと考えています。