古稀日記 4月20日 【A or E?】

近所の酒屋さんに日本酒頒布会の申し込みの電話をしましたら、店主のお母さんが出られました。「頒布会のAコースとBコースをお願いします」と言うと「イーコースとビーコースね」と復唱されたので「エーコースとビーコースです」と私。お母さん笑いながら「えいごのいちばん最初のイーね。」80代以上の新潟人はイとエの区別があやしいのです。スーパーの農家直売コーナーで、菜っ葉の袋に生産者手書きの「うまえわよ」とメモが貼ってあったりすると、迷わず買ってしまいます。

昨日はウクライナの子どもたちにオンライン授業をしました。ロシアの攻撃が激化しているので、NGOの活動にも支障が出るのではないかと心配でした。現地時間午前10時は、こちらの午後4時。zoomのリンクが送られてきたのは3時15分でした。焦りましたぁ。

モデレーターは先週と同じAさん。彼の住む西部も爆撃がありました。授業が終わってから少し話したのですが、「Take care of yourself.」と言ったのはAさんの方でした。私は「YOU take care.」と言いました。

授業は「Mouse Paint」をメインに、原色と混色を扱いました。授業の流れはTeaching Blogに詳しく書きます。

3月の授業は50人、40人の参加がありましたが、4月に入ってからは20人弱です。地域によっては平時の生活をしていて学校も休校していないからだそうです。

オンラインで繋がった途端に手を振ってくれる子どももいます。先週活躍した子どもが今週も積極的に手を挙げて英語を言いました。いっときでも、distract from realityを提供できているなら、ボランティアをしている甲斐があります。

そして、このボランティアをするために、サポートをお願いすると、みなさんが親切に手伝ってくださることを、本当にありがたく思っています。

世界では民主主義の危機、人道支援が必要な地域はウクライナだけではありません。WHOのテドロス事務局長(エチオピア出身)が数日前のニュースで「Some people are more equal than others.」と、世界がウクライナ支援に集中していることを皮肉りました。確かに。自分は大体的な報道に影響を受けているのではないか、と 幾分の後ろめたさを感じますが、「できることをする」を続けようと思います。

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