古稀日記 8月10日 【my first Issey Miyake】

三宅一生さんが亡くなりました。KENZO去り、寛斎さん去り、同時代に日本から世界に出て行ったデザイナーが亡くなっていきます。

私はイッセイ・ミヤケの服が好きです。初めて着たイッセイ・ミヤケはコートです。黒ばかり着ていたのですが、あるときこのカーキとブルーの折り紙みたいなコートに「一目惚れ」しました。張りのある布の二重仕立てで、カーキ色の表地にトルコブルーの裏打ちが見え隠れします。ショールみたいな大きな襟を垂らしても良いし、スリットをくぐらせて結んでも良いのです。この写真は2015年の冬で、髪は長くてカールさせているし、お花の先生はまだお元気で毎週お稽古に来てくださっていたので、玄関の花は豪華な出来栄えです。この少し前に産まれた凪画伯が今や小学生。

このコートを初めて着て出かけたのが2011年の秋だったのを明確に覚えているのは、それが仙台だったからです。キャシーと私は仙台でOUPのセミナーでした。セミナー前日に仙台に入り、仲良しのYoko先生が閖上地区を見に連れて行ってくださいました。震災と津波の跡がまだ生々しい光景でした。

三宅一生さんの訃報で、いろいろなことを、それからそれへと思い出しています。

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えの字
えの字
2 年 前に

先日Eテレ『日曜美術館』にて三宅一生さんを偲んでの再放送がありました。お召しになっているコート、素敵ですね✨襟の折り返しデザインがユニークで後がどうなっているのかも気になります✍️(◔◡◔)一生さんが広島出身でオバマ大統領に当時、広島を訪問してほしいと手紙を書いていたこと先日初めて知りました。

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