ウクライナの子どもたちとのオンライン授業22回目を振り返ります。
9月20日の授業には4人の子どもが参加しました。この人数の授業でも、zoomをセットアップし、モデレーターを1人つけるSmart Osvitaに感銘を受けます。
授業後、モデレーターのAさんと数分間話しました。新学年度で子どもたちのほとんどが対面授業の学校に通っているそうです。キーウのある北西部は、爆撃を受けない限り、平常の生活を送っているようです。
ウクライナの戦闘地域から国外、または国内の比較的安全な地域に避難した人(多くは女性と子ども)は一時1千万人を超えていました。帰国する人が増えて、現在は国内外の避難民は720万人と推定されています。Smart Osvitaの傘下にいる子どもたちは、ほとんどがウクライナ国内在住だそうですから、午前中にオンライン授業を希望する子どもが激減する背景がわかります。
数日前、キャシーとzoomで会ったとき、オンラインなのに対面と同じように感じました。なぜかなぁと考えました。キャシーがラップトップを持って歩き回り、家の中を見せてくれたからだと思います。この臨場感をオンライン授業で得るためには、どうしたら良いかと考え、子どもがお家の中のどこかから物を持ってくるようにしました。子どもたちはzoomに向かう時にぬいぐるみを持ってきていますが、それ以外の物を取りに行かせれば、動きが生まれるでしょう。
Find something redと言うと、だだっと駆け出して画面から消えた子どもが、冷蔵庫から出したラップをかけたスイカを持ってきました。私はキッチンから赤いおたま(ladle)とフライ返し(turner)を用意しておきました。My kitchen is red and I have a lot of pans, pots and tools in red.と言うと、大受けでした。
9月13日と20日の授業に悪意のある侵入がありました。チャットボックスに同じ書き込みを数回繰り返すのですが、Aさんによるとロシア語でウクライナの悪口を書いているのです。zoomに入室する時点では、ビデオ参加で無い限り、どんな人(子どもかどうかも)わかりません。Aさんは注意深く全体を管理していて、この悪意ある人を排除しました。
お助けJ之助さんによると、spamと呼ばれるもので、あらゆるところで「攻撃」して心理的に影響を及ぼそうとしている某国の行為の一端らしいです。
9月20日 Mouse Paint
Good bye songの後で、バイバイと手を振ると、7歳のRちゃんが、Thank you for the lesson. It was very interesting.と言いました。Rちゃんは、私が話している最中に質問があるとCan I ask you?と聞いてから話し始めます。絵カードの一部を見て、It’s a lemon.のように推測して言う時はI think it’s a lemon.と言いましょう、と教えると、その後は、完全に使いこなします。ウクライナの英語教育は1年生から始めていて、成功をおさめていると思います。