古稀日記 10月10日 【Holidays Galore!】

連休続きですが、私は年中連休みたいな身分なので、影響ありません。コロナの第7波は失速しつつありますが、「全国旅行支援」が始まるし、海外からの旅行者の入国が緩和されるし、また年末年始の頃に次の波が来るのではないかと心配です。

9月末に政府が「全国旅行支援」を発表しました。朝のニュースで、小池都知事が「東京はすぐには参加できない」と話しました。「コロナそのものの判断もあり、実務的にクーポンをすったりすると、実施は来月になるでしょう。」と。この時、小池知事は右手を前にす~っと動かしました。え?それって、ガリ版刷りのイメージ?やはり、この人は昭和の子どもなのね、と思いました。同じ日の遅い時間に同じニュースが流れ「刷ったり」と字幕に漢字が入りました。視聴者から「すったり」とはなんですか?と問い合わせがあったのでしょうか。

小学校のとき、学級便りなどの印刷物は、ガリ版刷りで「ガリ版切り」と言っていました。先生からもらった原稿を、係の子どもがパラフィンを塗ったような紙に尖ったペンでカリカリと文字を書いて(切って)、出来上がった紙を謄写版に置き、ローラーにインクをつけてぐ往復させます。下に置いたわら半紙に文字だけが写るという仕掛けでした。

仲良しの「はなびママ」とおしゃべりしていたら、彼女も小池知事のニュースでガリ版刷りを想起したそうです。今やコピー機でなんでも複写できるし、だいたい、紙に印刷しなくなったよね、と二人でここ数十年(!)のコピーの発達を回想したのでした。

はなびママも私も最近日本語が変わりつつあることが心配です。様々な変化が起きていますが、根本は「婉曲な言い回し」が好まれていることにあります。単刀直入に物を言わなくなっている。「~です。」「~しました。」で済むところを「~ではないかなと思ったりします。」「~させていただきました。」とグダグダ言う。これは、謙虚を装って「させていただく」を多用した某政治家の罪ではないかと思っているところでございます。あはは。

9月28日のこと、西九州新幹線に爆破物を仕掛けたと予告があって騒ぎになりました。ニュースでその予告文を見ましたら、「西九州新感線の施設複数箇所に高性能な爆弾を仕掛けさせていただきました」となっていて、絶句しました。

そんなこんなをうだうだ考えているうちに、はや10月になり、今日は「スポーツの日」という祝日。明日は孫の隼(じゅん)くんが2歳になります。昨日、早めのzoomお誕生日会議をしました。隼くんは呼びかけると手を挙げるし、踏切のおもちゃを動かして「カン、カン、カン、カン」と言っていました。諒くんが魔法使いの扮装で登場すると凪くんが「僕はハロウィーンはきらいだよ」と大声で言い、紛争になりそうだったので、ケーキを食べましょうと会議を進め、ぼっちゃんたちはケーキをぱくぱく食べました。ほっ。

明日は、かかりつけ医院に電話して、インフルエンザの予防接種を予約しなくては。

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