【Teaching Children Online #27】2022年10月27日 オンライン授業

Title: Music, Movement and Story

Date: Tuesday, October 25th, 10:00 Kiev Time

Age: 6-10 years old

Speaker: Setsuko Toyama, English teacher, Japan

Description: We will read “Where’s The Halloween Treat?” to discover fun costumes and to review numbers. We will sing “Marching Monsters.” Let’s march, skip and jump!

ウクライナでは150万世帯が停電している状況ですが、NGOの活動が中断されることはなく、カナダやヨーロッパの先生たちも、ハロウィーンの授業をしたり、平時と同じように文学や科学の授業を提供しています。ハロウィーンの授業なので、私は先週と同じ緑色のセーターを着て、シュレックの耳のカチューシャをしました。

鳥かごの横に少年がいるのです。

この日は、10人くらいの参加がありました。「くらい」というのは、途中で入室したり退室したりするので、数えられないのです。また、小さい弟(明らかにパジャマ)と一緒に入室した子どもが2人いました。どっちの弟もマスクを被っていました。全面マスクなので性別がわからず、「Is that your little sister, or little brother?」と聞くと、マスクを外して見せて、「My little brother.」あはは。うさぎを連れてきた子ども、鳥かごの横で参加している子どももいました。若い両親が子どものためにマイクを設定している様子も見えました。

子どもの名前を呼んで確認しました。女の子の名前は慣れてきたのですが、男の子の名前は難しい。「スラタスロヴ」はモデレーターさんに何回か言ってもらい復唱しました。モデレーターのAさんは「今日は僕はカメラをオンにできません。」と言うのですが、その理由がなぜか聞き取れず、声は元気なので「寝癖かな」と推測しました。

日付を練習し、「Good morning songを歌います。犬でも猫でも連れきて良いよ、ぬいぐるみの動物でも良いよ、一緒に歌いましょう」と言うと、ぬいぐるみを取りに走る子どもがいます。みんなが揃うのを待って一緒に歌いました。

使乃先生の学生さん3人が大学の教室で「I stand with Ukraine. We stand with Ukraine.」と呼びかける応援動画を見せました。子どもたちは興味津々で、「ここはどこ?この人たちは誰?」と聞きます。They’re university students in Tokyo.と教え、動画が終わってからIn Japan we stand with Ukraine.と言うとThank you.と声が上がりました。

子どもたちはオンライン授業を受けることに慣れていて、一人の子どもが「チャットボックスにskeletonsのアニメを送った。」と言いました。「後で確認するね」と授業を進めました。リンクを確認すると、昔の白黒の動画のYouTubeリンクでした。

Marching Monstersの歌は、踊らないと楽しくないので、カメラの位置を変えて、いつもより体が映るようにして、動作をして見せました。Jumping Jack-o’-lanternsでは「Jump!」と言うと全員元気に飛び跳ねていました。子どもはjumpが好きだわ~と実感しました。子どもたちの希望を聞き入れて、2回歌って踊りました。脳は身体の一部であることを実感します。歌って踊ると脳が活性化して楽しい授業でした。

10月25日 Where’s the Halloween Treat?

1. Greetings

2. Good Morning Song

3. Where’s the Halloween Treat? 絵本を見せる前にWe stand with Ukraine動画を見せた。また、昔敬和のハロウィーンイベントでした仮装を何例かスライドにして見せた。ミツバチ、パンダ、ピノキオ。その中の1枚にマスクを着けた彩子先生が映っているので「左端は彩子先生です。」と説明すると、Rちゃんが「Is Ayako in this lesson today?」とすかさず聞いてきた。Rちゃんは彩子先生が大好きなので、これで3週間彩子先生がいなくて寂しいのが伝わってくる。

Can you find me?

子どもたちは絵本のテキストを難なく読む。動作をつけて一緒に読もうと言うとすぐにできる。ページごとに仮装した子どもの数を聞き、家の玄関の数字を問う。Treatsが何か聞き、数える。子どもたちは、すぐに答えるし、それ以外にも、描かれている物をどんどん英語で言う。どう見ても5歳か6歳の子どもが「There’s even a raccoon.」「The dog’s gone!」のように自由に描写する。玄関のドアが仕掛けで開くので「Open the door, please.」と言うと場面が変わるようにした。すぐに覚えて言うので感心。

4. Marching Monsters:歌詞を印刷して簡単に説明した。同じアルファベット、同じ音で始まる歌詞であること。Turn around and stop.で好きなポーズを取ること。大きい子どもがカメラを覗き込んで、一生懸命に読み取っている。Happy Halloweenは、両腕を大きく回す単純な振り付けにした。音源はパソコンの横に置いたiPadにした。全員が踊ってジャンプしていた。終わると「One more time!」と言うので、「時間があれば後でもう一度ね」

歌詞の同じ文字・音に赤い丸をつけながら読んで説明した。

5. What’s in the Witch’s Kitchen? 仕掛けのフリップが左右、または上下に開けられる絵本。手を挙げた子どもにLeft/right/up/downを選ばせ、全員で「Open it up!」のように言った。

6. ここでMarching Monstersの2回目。終わってから、カメラの位置を元に戻すのを忘れていたら「Toyama~! I can’t see you. Only the top of your head.」と数人の子どもが口々に言う。おっとっと。カメラを戻して「Can you see me?」と聞くと、ニコニコして「Yes!」と言う。「もう、先生ったら、うっかりなんだからぁ」的な雰囲気だった。なぜ、「Toyama~!」と呼びかけたのか考えてみた。スラブ系の女子名はほとんどaで終わるので、Toyamaがfirst nameと判断したのかもしれない。最近、授業の冒頭で「Can you say my name? Se-tsu-ko.」と練習しないので、私の名前をよくわかっていない子どももいるのだと思う。練習したことがあるRちゃんやNくんは「Setsuko~」と呼びかけてくれる。

7. Hh words :Halloweenの最初の文字と音と同じ単語を10枚の絵カード。ヒント(例:It’s an animal.)を言いながらslow revealで見せた。みんなすぐに当てて得意そうである。意外だったのは、harmonicaで、誰もわからず、最後に文字が出ても読めない。「It’s a harmonica. We make music with it.」と説明した。ハーモニカを見たことが無いようだ。

8. Good bye song: ぬいぐるみを持って元気に歌った。

Comments (2)
  1. 杉村使乃 より:

    動画使っていただけて嬉しいです。学生たちとこちらを拝見し、彼女たちも温かい気持ちになっておりました。ウクライナの子どもたちが穏やかで温かい冬を迎えられるよう祈るばかりです。

    1. 外山節子 より:

      使乃先生、コメントをありがとうございます。応援動画のことをメールでお伝えしましたら、翌週には3本も送ってくださいました。お茶のお師匠さまの動画は、まだオンライン授業で披露する機会が訪れていませんが、子どもたちがどんなに喜んでくれるか楽しみです。ウクライナはもうすぐ雪になるらしいので、ライフラインを絶たれている地域の冬越しが心配です。

      学生さんたちに感謝をお伝えくださいませ。

      これからもよろしくお願いいたします。

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