【Teaching Children Online #29】2022年11月17日 オンライン授業

ウクライナの子どもたちとのオンライン授業29回目を振り返ります。

Title: Music, Movement and Story

Date: Tuesday, November 15th, 10:00 Kiev Time

Age: 6-10 years old

Speaker: Setsuko Toyama is a teacher and a material writer, and Ayako Oiwa is an associate professor at Keiwa College, Japan. We both love teaching young children. 

Description: We will read “A New Dog”, a story about a family and a happy, floppy dog. We will sing “Floppy!” and “I Want a Dog” song.  Then we’ll learn words that begin with Dd. 

9月に新学年が始まって以降、オンライン授業に参加する子どもの顔ぶれが変わりました。戦況の変化も影響していたのだと推測します。8月以前の授業のコンテンツを眠らせておくのはもったいないので、現在参加している子どもたちにカスタマイズして提供しようと考えました。そこでA New Dogを読んでORTの入り口にしようと思いました。

この授業案をコーディネーターに送ると、小学校の先生と2年生の1クラスの十数人が参加することになったと知らせてくれました。ウクライナでは、南部、東部の戦闘地域以外にもミサイル攻撃があった10月以降、国内の電力の40%を失って計画停電を実施しています。そういう状況でも、子どもの教育を止めないために学校と先生たちができる限りオンライン授業をしているとコーディネーターのメールにありました。

初対面の子どもたちは、授業を楽しみにしていたようですが、「We’re going to sing Good Morning Song. You can bring your little sister, little brother. You can bring your dog or cat. A few weeks ago we had a rabbit and a bird! If you want to bring your favorite toy animal, I will wait.」と言うとびっくりしていました。ぬいぐるみを取りに行った子どももいましたし、以前から授業に参加しているRちゃんはお気に入りのテディベアを抱いて待機していました。よく見ると大きな猫を抱いている子どもがいました。7歳の子どもが両腕でやっと抱きかかえるサイズのロシアンブルー!歌の後で、猫が逃げてしまうと「My cat go.」と言って笑いました。素晴らしい言語能力です。知っている英語を気楽に使って「猫行っちゃったよ。」と先生に伝えようとしたのです。こういう子どもは学習が進むとMy cat is gone. My cat has gone. My cat went somewhere.等々、状況に合わせて自然で正しい英語を話すようになるでしょう。

使乃先生のお茶のお師匠様の応援メッセージ動画は、お茶室の様子を一時停止して見せながら、scroll, incense, boil water to make tea, entertain a guest with tea and sweets程度の平易な英語で説明しました。画面共有を終えて、The teacher always wears a kimono to teach tea ceremony.と付け加え、香箱が柿の形だったので、実物の柿を見せました。彩子先生の提案でした。

11月15日

A New Dog

1. Greetings, 初対面の子どもに名前を教える。(漢字、アルファベット)Setsuko & Ayako

2. Good Morning Song, November 15th

3. BINGO→Floppy Song (名前を入れ替える)

O-K-S-A-N-A、A-Y-A-K-O、S-E-T-S-U-K-O. 

この後、Oksana先生に、子どもを一人選んでもらい、Kiraなので、K-I-R-Aと入れ替えて歌った。自分の名前を歌って嬉しそうだった。

4. A New Dog (keynote) ORTのキャラクターを絵カードとスライドで紹介した。キャラクターの名前をすぐに復唱する。絵について色々発言する。Let me read the story.と言って、textに下線をワイプさせる。2回目のワイプで一緒に読む。big, little, fast, strongは動作をさせた。Show me strong.と言うと腕まくりして力こぶのジェスチャーをした子どもがいた。スライドショーを終えてから、紙の絵本をめくって読んだ。You can read along with me if you want but you can just listen.と言って、ストーリーを1息に聞かせた。

5. I want a dog song :La Cucarachaのメロディーで歌った。

6.  I want a dog Game :彩子先生が担当。A big dog, a little dog, a fast dogの絵カードをそれぞれ2枚用意し、6枚1セットにする。裏に1~6の番号を振り、マッチングゲームをした。めくった絵カードの単語を使って I want a big dog.のように練習した。彩子先生が、Let’s practice.と言ってリードしたので、ゲーム性と学習性が両立した。彩子先生は、2枚目は下の段から選ぶように上手に導いていた。

7. 応援動画(お茶の先生、テニス仲間)

8. Dd words:彩子先生が担当。What is it? It’s a (   ).と印字した紙絵カードを隠し、上から、斜め上から、横から、と変化をつけながらslow revealし、ヒントを聞かせ、子どもたちに回答させた。単語が現れると、dogを指差して[d] [d] [dog]と復唱させた。Dd wordsは6月に扱ったが、今回は単語を入れ替えた:dog, doll, dragon, daisy, donut, deer, doctor, deskm duck, dolphin。

9. Good-bye Song:みんな身体を動かし、ぬいぐるみを動かして歌った。

ロシアンブルー猫が再登場。子どもはしっかり抱いているのだけれど猫が逃げようとして、子どもと猫がももがいている様子がzoom windowに映って全員が笑顔でした。全員のミュートが外され、バイバイの声が大きくなり、Stay safe!と言うとThank you.と返事をする子どもがいた。

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