ウクライナの子どもたちとのオンライン授業33回目を振り返ります。
Title: Music, Movement and Story
Date: December 13th, 10:00 Kiev Time
Description: We will sing read “David Goes to School” and learn English for school things. We will take a look inside a Japanese elementary school. We will find 10 words that begin with Pp.
前週の授業にハッカーが侵入して、サイバー戦争の恐ろしさを実感しました。幼い子どもの学習の場を汚すことを防がないとなりません。彩子先生はco-hostになっていて、zoomのスキルが高いので、授業中もハッカー撃退の目を光らせてくださいます。私は為す術もないです。お助けJ之助さんに事情をメールして13日の授業に参加してもらえませんか?と伺うと快諾。さらに、このことを聞きつけたクニさんも参加してくださることになりました。NGOのコーディネーターに二人の名前を送り、入室したらco-hostにして、撃退要員にと説明すると、喜んでくださいました。このところ、いくつかの授業に複数のハッキング攻撃があり、警戒度を高めているけれど、撃退の目と手は多い方が良いです。
zoomが繋がると、モデレーターはいつもと違うAさんで、子どもたちを入室させる前に先生と打ち合わせをするスタイルの方です。私が子どもの名前が読めないでいるとどんどん助け舟を出してくださいました。手を挙げる子どもを指名する際も、「あなたはさっき話したから、まだ話していないBさんにしましょう。」のように話してミュートを外していました。
幸いなことに、この日はハッキングがありませんでした。良かった〜!
12月13日 David Goes to School
1)Greetings:子どもたちの名前を呼び、It’s good to see you. と一言。できるだけ多くの子どもに話しかけ、出欠のようにする。名前を呼ぶと笑顔になり、手を振る。ウクライナの子どもは手を挙げるときは、手を手刀のような形にして顔の高さに持ってくる。「genki」と言う日本語を何度も教えていて、今回も彩子先生と「げんきですか?」「げんきです。」と会話をしてみせた。
2) Good morning song. Date. ぬいぐるみを持って歌う子どもが増えている。2番はGood morning, Ukraine!と歌う。
3) David Goes to School : 前週描いたDavidの絵を見せると子どもたちがニコニコしてうなずく。「Davidは面白い子どもで色々なことをします。良いことか悪いことか、Thumb up/downをしてください。」と予告してスライドショーを見せる。表紙でDavidが紙飛行機を飛ばしている。これは何かわかるか?と問うと、本日初参加のSくんが「It’s a paper plane.」良いか悪いか聞くと「In my school, it’s bad.」と立派な反応。
4) Matching Game: book, pencil, book bag. Practice: Let’s read. Let’s write. Let’s go home. :彩子先生がマッチングゲームを担当。a pencilが2枚出ると、Let’s practice “Let’s write.”と動作をつけて指導した。彩子先生がアクティビティを主導している間は、私はギャラリービューで子どもたちの様子を観察する。「当ててもらいたい、選んだ数字を言いたい」という子どもらしい熱い表情が小さいウィンドウでもよくわかる。
5) Classroom in Japan (keynote) :浩子先生の小学校の様子のプレゼンテーションを見せた。浩子先生のカメラをonにしてもらい、簡単な日本地図で長野の場所を示してもらってから始めた。最後に浩子先生の学級の子どもたち全員のWe stand with Ukraineメッセージ動画を見せた。Rちゃんが手を叩いて喜んでいた。
6) Which word begins with Pp? Pp: pencil, paper, piano, penguin, panda, pelican, pig, popcorn, peach, pineapple:今回は、2つの絵を並べ、どちらがPp [p]で始まるか考えさせるようにした。とても効果があったように思う。彩子先生も同意見で、次回からも授業最後のフォニックスは2つの絵から選ぶ方式にしようと決めた。これは元は砂田先生の学級のために作ったkeynoteプレゼンで、正解の上に手のイラストが出現するように作ってあった。対面でうまく行った活動を、少し工夫して、オンライン授業で活かすことができるのは嬉しい。
7)Good-bye song:歌が終わるとAさんが子どもたちのミュートを外してくれた。みんな元気に、バイバイ!と言う。私はStay safe. Stay well. Stay warm. Stay happy. Stay genki.と思いつくことを全部言う。「サヨナラ」と言った子どもが一人いた。日本と日本語に関心がある子どもで、この子どもについては、彩子先生がフォロー&ケアしてくださっている。
***授業終わりに、授業のサマリーを言い、「今日はLet’s read. Let’s eat.のように英語を使ってね」と言いました。授業でも、プレゼンテーションでも、スピーチでも、最初に「今日はこれこれをします。」と告げ、最後に「今日はこれこれをしました。これを今後このように生かしてください。」と短くまとめるだけで、学習者・参加者は納得し、それが学習内容の定着・プレゼンで学んだことの発展につながります。
Pp wordsの絵カードをダウンロードして活用してください。
こんばんは。前回に続きコメントさせて頂きます。オンライン授業が色々な方のサポートを受けて(ハッキングにもめげず!)レッスンの細かい部分まで精査されて改善を加えられていてすばらしいですね。ウクライナの子どもたちは日本の子どもたちに比べて英語の運用力がついていてすごいなと思います。今回紹介されて「フォニックスを2つの絵から選ぶ方式」はいいですね。小学校4年でやってみたいです。いつも実践に基づいたアイデアをありがとうございます。
☆停電の地域もあり大変な状況だと思いますが、子どもたちが少しでも楽しいクリスマスを過ごせますように。
よりたん、コメントをありがとうございます。
ウクライナの1年生、2年生は、聞く力、話す力と意欲、そして中にはどんどん読む子どももいて、この子どもたちが英語をキープし、伸ばすために1週間に1回でも、お手伝いできればと思ってオンライン授業を続けています。そして、何度も会っていると、近所のお子さんのように感じてしまい、可愛いです。
フォニックスの活動で、2つの絵から任意の文字・音で始まる単語を選ぶのは、楽しくて効果があります。DMで資料をお送りします。