古稀日記 2023年1月25日 【What a week!】

1週間前の木曜日は、予定していたオンライン授業の直前にメールが入り「空襲警報が出てみんなシェルターに入ります。今日の授業をキャンセルしないとなりません。」とあり、今までにないリアルタイムの衝撃を受けました。

去年の3月に始めたボランティアですが、戦時下の子どもの教育のために!という名分のためより、可愛い子どもたちとの授業が楽しくて続けてきました。子どもたちを楽しませることで私自身が楽しんでいる。先週は、今この時点で子どもたちがシェルターで怯えているのだと思うと、子どもたちの顔が浮かんできて、辛かった。ウクライナが戦時下にあることを実感しました。

翌日の金曜日は敬和学園大学で愛子先生の児童文学の授業に参加する予定でした。斉藤惇夫先生がゲストで講義をなさるので向かったのです。しかし、急に暴風雨になり断念しました。

土曜日は、新橋演舞場でSANEMORIを観ました。日曜日に凪ちゃんと劇団四季を見る。それなら前泊しよう。それなら土曜日に歌舞伎を見たい。と、どんどん計画が前倒しに膨れたのでした。SANEMORIは2019年AB会@コクーンで見ています。その時はSnow Manの宮舘涼太と阿部亮平が起用されました。今回のSANEMORIは宮舘涼太が大きな役を担いました。3部構成の序幕と大詰の大きな立ち回りを全て演じました。「戸板倒れ」という戸板2枚を立てた上に1枚を水平に乗せたその上に仁王立ちになってから崩れ落ちる荒事も演じました。これは「義賢最期」という演目のハイライトで、2019年は海老蔵本人が演じたのですが、今回は宮舘。私は海老蔵だけでなく、松也、愛之助の戸板倒れも見ています。宮舘の戸板倒れは歌舞伎役者に引けを取らない出来でした。團十郎は自主公演にジャニーズを起用して若い観客を動員します。新橋演舞場はジャニーズコンサートかと思うほど若い人が多かった。ファッション誌で見るようなお洒落なお嬢さんを大勢見るのは良いものです。

日曜日の劇団四季「バケモノの子」は原作もアニメも知らずに観ました。開演前の舞台に投影されているキャラクターを見て「あ、白ヒゲとルフィーだ」と思ってしまったのでした。あはは。四季のファミリーミュージカルは、演者はもちろんですが、舞台装置も素晴らしい。黒衣が操るクジラが登場して、あ、これは歌舞伎と同じだ、と嬉しくなりました。

週が明けて、強い寒波で日本中が凍えていますが、ウクライナはこのところ10度を超える暖かさで、暖房に電力を使わない分、計画停電が減少しているそうです。良かった~!我が家は、電気を使わない昔のストーブを引っ張り出してカートリッジに灯油を入れ、万が一の停電に備えています。昨夜はエコキュートの凍結防止ポタポタ大作戦をしました。朝にはバスタブがいっぱいになっていました。降雪のピークは越えたようですが、道が凍っていて歩行は危険です。

コメント (7)
  1. 小野 由紀子 より:

    節子先生、
    ご無事で何よりでした。九州の我が町でさえ水道管の破損による水漏れが発生しました。凍った道にはどうかお気をつけください。

    ウクライナのお子さんたちは今、戦争の恐怖と冬の寒さに震えているのかと思うと胸が痛みます。でもそのことをつい忘れてしまう自分がいることも確かです。節子先生たちのご活動には本当に頭がります。

  2. 外山節子 より:

    ゆきこっち、コメントをありがとうございます。

    実は、昨日のオンライン授業も空襲警報のためにキャンセルになりました。昨日は、ほぼ全土に警報が出たようです。

    九州の降雪はピークを過ぎましたか?こちらは、少し気温が上がって終日ゼロ度という状況で、昨日は積もりました。雪が音を吸収するのか、静かです。この寒波は続きそうなので、今日はまた買い出しして備えます。おこもりして、色々と教材を作ります。

    Please stay safe and warm!

    節子

  3. 小野 由紀子 より:

    節子先生
    空襲警報と聞いても、本当に今の世の中で起こっていることかとピンときませんが、最近は中国の不穏な行動に日本もいつ巻き込まれてもおかしくないのかなと思ってしまいます。

    お陰様で昨日は太陽が顔を出し、陽のさす場所は雪がすっかり解けました。それでも山間部の陽の当たらない場所は凍っていて、スケートリンクみたいだと言っていました。昔雪国でアルバイトしたことがありますが、雪が降るときは本当に静かですよね。しかもたくさん降ると、大きなかまくらの中にいるみたいで、あまり寒くはなかったです。風の強い冬の九州より、よほど温かいと感じたのを覚えています。

  4. 外山節子 より:

    ゆきこっち、コメントをありがとうございます。

    ずっと前ですが、雪についてグチをこぼしていたら「春までとっておけないて」(春になれば溶ける)と言われました。ゆきこっちのコメントを拝読して思い出しました。Thanks!

    節子

  5. 小野 由紀子 より:

    節子先生
    コメントをありがとうございました。

    私が子供の頃は、私の田舎にもけっこうな雪が降っていて、子供たちは雪合戦をしたり道路でそりをしたりして楽しんでいました。その頃は車がほとんど通らなかったので誰からも咎められませんでした(笑)

    その後段々と雪の量が減ってきて、全く降らない冬もありました。それで近所のおばあちゃんが「雪が降らんと、畑の中の虫が死なんけ困る」と言っていました。へえ~と思いました。

  6. 外山節子 より:

    ゆきこっち〜!

    こちらでは、冬の前にカマキリが卵を産み付ける部分を観察して、降雪量を予測する人がいるんですよ。このセオリーが、急速に進行する地球温暖化に対応しているかどうかはわかりません。(^ ^)

  7. 小野 由紀子 より:

    節子先生

    カマキリの卵ですか!色々なやり方があるのですね(*’▽’)きっと何度も実験されたのかなと思います。

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