【Teaching Children Online #38】2023年1月26日 オンライン授業

ウクライナの子どもたちのオンライン授業38回目を振り返ります。

Title: Music, Movement and Story

Date: January 24th, 10:00 Kiev Time

Description: we will read a picture book “The Little Red Hen”. Look, listen and read to enjoy this American fable. We’ll find 10 words that begin with Rr.

1992年に「英語おはなしたから箱」を出版しました。アジソン・ウェスレー社が世界各地の8つの伝承話を、ビッグブック、リトルブック、指導書、音源のカセットテープのセットにしました。当時はWhole Languageの考え方で絵本を使う授業に注目が集まっていました。アメリカの英語教育はESL (English as a Second Language) の子どもたちに教える方法の研究が盛んでした。それほど、各国からの移民の子どもたちが増加していたのです。家庭では母語を話しているので、学校で使う英語は第二言語ですから、英語が母語の子どもたちへの教育より配慮が必要でした。

このプログラムは、日本の英語教育で役立つと考えたアジソン・ウェスレー日本社の依頼で、指導書の日本語版の製作とプログラムのプレゼンテーションをするようになりました。カセットテープの音源をCD化したのは、「英語おはなしたから箱」が日本では初めてだったと思います。この日本語版が書店に平積みされた時の嬉しさは忘れられません。私の最初の出版でした。30年経った今、そのプログラムをウクライナの子どもたちのオンライン授業に使っています。伝承話の力と命ってすごいですね。

The Little Red Henは、パターンの繰り返しでできています。子どもはすぐに覚えてしまいます。絵本には、鳴き声は入っていませんが、今回は動物のセリフを言ったら啼き声を付け加えるようにしました。子どもたちは、喜んで言いました。とても上手でした。

猫耳カチューシャを作って着けました。Meow!

今回は、夏休みに何回か参加した小学校の先生が参加されました。彼女の顔が見えた瞬間に、It’s good to see you! と声をかけました。先生もIt’s good to see you, too!と大きな笑顔でした。最後のバイバイの時は、自分の後ろのクリスマスの飾り付けを指差してThis is my celebration.と見せてくれましたた。zoom画面でしか会っていませんが、ウクライナに友達がいるような気持ちになります。

1月24日 The Little Red Hen

1. Greetings:連続参加の子どもが多いので、Hello, M! Good to see you!のように名前を呼んで声をかける。

2. Good morning song. Date.

3. Chant: 彩子先生がsecond voiceを担当し、子どもは彩子先生と一緒にチャンツを言う。ぬいぐるみ(Beanie Babiesを見せながら教えた)

Once upon a time there was a little red hen. 

A little red hen. Cluck, cluck, cluck.

A lazy duck. Quack, quack, quack.

A lazy cat. Meow, meow, meow.

A lazy dog. Warf, warf, warf.

4. 絵本 The Little Red Hen:絵について話し合い、ハイライトした本文を読む。希望する子どもが読む。読みたい人、と言うとすぐに手を挙げる。Who wants to be the duck? と言うとすぐに手を挙げる。上手に読むので、Can you add Quack, quack, quack?と言うと喜んで上手に啼き声を言う。終盤のI made it myself and I’ll eat it myself.をツンとすました感じでスラスラと読んだ子どもには、Very good! You sound like a British princess.と褒めた。それくらい上手な子どもがいる。

5. Sequence: plant, cut, make, make, eat(彩子&節子)絵カードを5枚用意し、1と5の番号を振って、2-3-4を当てさせる計画だった。zoomのウィンドウの中では5枚を並べるスペースがないので、この方法は子どもによくわからないようだった。モデレーターのAさんが、次は何か子どもに聞いてはどうか、と言っていた。そうか、そのように単純に進めるのが良いのかと反省した。彩子先生は、次回はzoomのホワイトボード機能使用を検討するそうだ。

6. Tell the story: ペープサートを使ってtell the storyをする予定だったが、ここまでで45分経過していたので行わなかった。

7. Phonics Rr words: red/pink, rectangle/square, rose/sunflower, rooster/hen, rain/snow, rabbit/hamster, raccoon/fox, rhino/elephant, rope/ladder, road roller/power shovel:英語がとても上手な4年生の男の子がrectangleを知っているのだけれど、今忘れて出てこない、と悔しがった。そういう時はIt’s on the tip of my tongue.と言うのだよ、と教えた。このアクティビティに慣れた子どもがIt’s rose. Not sunflower.のようにしっかり発言するので感心する。

8. Good bye song:歌の後で、全員のミュートが外され、バイバイ!が飛び交った。来週はThe Mittenを読みます、と告げた。See you next week! 

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