ウクライナの子どもたちのオンライン授業43回目を振り返ります。
Title: Music, Movement and Story
Date: February 14th, 10:00 Kyiv Time
Description: we will read a picture book “Happy Valentine’s Day, MOUSE!” We will make a Valentine’s Day message. Bring some paper and color pencils. Then we will find words that start with Vv [v].
バレンタインデイの授業をしました。子供たちがあまりに英語力が高いので、ついうっかりとレッスンプランにお勉強を盛り込んでしまうのですが、今日は楽しい気持ちを優先。6歳~10歳の子供たちは、歌う、踊る、体を動かす、絵を描く、ゲームをするのが大好きです。この授業の60分間だけでも、zoom空間で繋がった日本の先生や、ウクライナのあちこちにいる同年代の子どもたちと一緒に楽しい気持ちになってもらおうと計画しました。
歌はキャシーのBe My Valentineをア・カペラで教えました。男の子は動きをやってくれないかも、と思っていましたが、いえいえ、みーんな嬉しそうに動いていました。他のアクティビティの間に自主練で復習している女の子がいたので、授業の最後にもう一度歌いました。全員満足そうでした。
画面共有していると子どものウィンドウが5つ程度しか見えません。そこで、モデレーターのAさんに手を挙げた子どもの中から選んで当てるのを手伝ってもらいます。今日はAさんがひどい風邪で声が出ないという危機!子どもを選ぶのを彩子先生と協力して進めました。今日は顔を見ればすぐに名前を言える子どもが多かったので、1つの学級で授業をしているような雰囲気でした。
バレンタインカードを作るのは全員集中していました。3分タイマーをかけました。すぐに出来てしまう子どももいたので、簡単なポップアップカードの作り方も教えました。何人かの子どもはすぐにハサミを取り出して作り始めました。オンラインでも、見せ方を工夫すればクラフトを教えることができるとわかりました。
Mouseの絵本を読むので、ネズミ耳カチューシャを作ってつけました。私の背景がグレーなので、ネズミ耳が目立たないことに気づき、授業前にプロッキーの黒で縁取りを描きました。
2月14日 Valentine’s Day
1. Greetings:名前のわかる子どもに「Hi, AAA, Good to see you!」のように声をかける。
2. Good morning song. Date. :今日はバレンタインデイなのでバレンタインの絵本を読みます、と言う。
3. BOOTS:「先週時間がなくて読めなかったので今日読みます。とても簡単な絵本なので、クイズにしました。英語を隠してあります。なんだか当ててください。表紙の子どもは名前がありません。名前をつけましょう。」と言った。RちゃんがにこにことOKしてくれたので、Rと名付けた。これで、Reading Togetherがスムーズに進行した。この絵本のtextは最初はBoots.だけだが、Rちゃんが身支度をするたびにtextが長くなって、Boots and a sweater and a hat and a scarf and a coat and mittens.になる。子どもたちは手を挙げて読みたがった。最後のページで、身支度が終わったRちゃんが外に行こうとすると休み時間が終わって友達が教室に入ってくる。Rちゃんは口に手を当てて「しまった!」という表情。Oops!を教え、全員で動作をしながら言った。
4. Song: Be My Valentine:キャシーのCDに収録されている。「ちょうちょう」のメロディーだが、元はLightly Rowという19世紀アメリカの歌なので、ウクライナの子どもも聞き覚えがあったようで、速攻で歌えた。
I like you. で両手を相手に差し伸べる。You like me.で両手を自分に向けて戻す。Wil you be my Valentine?で両手で(または両腕を頭の上に乗せて)ハートを作る。[v] [v] Valentine! は両手をVの字にし、指を折り曲げてハートにする。
5. Read : Happy Valentine’s Day, Mouse!:dancerのdだけ、artistのaだけ、strongのsだけのように、最初の文字を見せて、絵から単語を推測する。子どもたちは、よく見て、よく考えて、答えた。
6. Draw: Be My Valentine:Be my Valentine!とハートの形を印刷したシートを見せ、「英語は見て書き写し、ハートを描く。何を描き足しても良いし、どんな色に塗っても良い。3分タイマーをかける。」出来上がったバレンタインカードをギャラリービューで見ると、それはそれは素敵でした。
7. Vocabulary: Vv (Ayako):大学の仕事でアメリカに1週間行っていた彩子先生が帰国直後だけれど、co-teacherとして参加してくださり、2つの絵から[v]で始まる単語を選ばせる活動を担当。valentine/birthday, bottle/vase, violin/flute, baseball/volleyball, volcano/river, vet/teacher, sunflowers/violets, truck/van, vampire/ghost.
この単語については、ひろこ先生からvampireとghostはハロウィーンで子どもが仮装しているようなイラストなら怖くない、とアドバイスがあった。正解だった。また、volcanoは難易度の高い単語だけれど、当てた子どもがいた。今日のように20数人参加していると、様々なレベルの子どもがいてpeer learningが生まれる。
8. Good bye song:Be My Valentineを歌った。Good bye Songも歌いたい様子だったので、いつもどおり歌った。Good bye, dear teacher!と歌う声が聞こえる。子どもたちを幸せな気持ちにしようと計画した授業だったけれど、私が幸せな気持ちになった。
節子先生
私の教室では Carolyn Graham さんのHoliday Jazz Chants から I like you. You like me.の歌をみんなで歌って、キャンデイを配って終わりでした。先生たちのような気持ちのこもったレッスンは、きっと子供たちの心を動かし記憶に残ると思います。反省しています( ;∀;)
ゆきこっち〜! コメントをありがとうございます。
レッスンプランを作るとき、歌はキャロリンのOne, Two, I Like Youと、キャシーのBe My Valentineのどちらにしようか迷いました。[v] [v] Valentineで両手でVの字を作る動きをVvで始まる単語を選ぶ、つまりフォニックスのアクティビティに繋げるためにキャシーの歌にしました。
キャロリンの歌は、twoとyouとdo、threeとmeのライミングが心地よいので、ゆきこっちの生徒さんの音の財産になっていると思います。キャンディーをもらったことは大人になっても忘れないでしょう。You did a great job!と思います。
節子