ウクライナの子どもたちのオンライン授業44回目を振り返ります。
Title: You Are Smart in Many Ways
Date: February 16th, 11:00 Kyiv Time
Description: Each of you are different from anyone else. You learn in different ways and you are smart (intelligent) in different ways. Your preferences for work are important for your future. Join the three lessons and find out what makes you special by discovering Learning Styles, The Theory of Multiple Intelligences, and a wide spectrum of future jobs to choose from.
シリーズ3回目:2月17日 Jobs (Oxford Read and Discover)
これは写真絵本(リーダー)で、以前ゲスト・ティーチャーとして小学校のキャリア教育授業をした時に使いました。コロナ禍で日本中が麻痺する直前の2020年2月23日に、OUPのワークショップツアーin Tokyoでも紹介しました。あれからまる3年経ったわけです。
小学校高学年にキャリア教育をする時は、多重知能理論を簡略・平易に教え、自分の強みを活かす職業を将来選びましょう、と話しました。授業のためにJobsを20冊購入しました。2人に1冊配布し、子どもたちが実際にページを見ている状態で読んで聞かせました。
今回は、ウクライナの中学2年生で、英語の本を使用することに問題はありません。教室前方の大きいスクリーンで1ページずつ見せました。最初は私が読みましたが、チャプターごとに画面共有を停止して、ギャラリービューに戻り、読んだページの内容を振り返り、Who wants to work inside? Raise your hand.のように参加させました。
彩子先生にも読んでもらい、チャプター2からは短いパラグラフをハイライトして、Who wants to read this aloud?と希望者を募りました。すぐに手が挙がり、どんどん読みます。初見の英語をすらすらと、しかもとても速く読みます。日本の高校生でもこうはいかないでしょう。ウクライナの英語教育は成功しています。
聞く力も高いので、画面共有の合間に様々なことを話して聞かせました。Doctors and nursesのチャプターの後で、日本では医師不足で、新潟の人口4万人の市で(糸魚川市)4月以降は出産が取り扱われないという事態が起きている、と話しました。(実話です。前日のニュースで知りました。)ひとりでプログラムを開発するような仕事以外は、必ず人との関わりがあるので、people smartを養いましょう、とも話しました。
彩子先生は、大学の先生の仕事は1)teahing、2)administration、3)researchの3つがあり、そのために様々な努力をしていると話してくれました。中学生、よ~く聞いていました。
zoomに参加していたNGOの英語プログラム・コーディネーターにも、どのようにして現在の仕事をするようになったかを話してもらいました。元々は幼児から小学生の英語の先生だったそうです。本を出版し、NGOに入り、先生方のためのプログラムを運営するようになり、戦争が始まって、子どもたちのためのinternational teachersのコーディネーターになりました。
この方とは、授業が終了してから、数分間話すことができました。いつもメールをやり取りしていますが、顔を見て話すのはとても嬉しいことです。「現在の活動ができるのは2つの重要なスキルがあるからです。テクノロジーと英語です。」ときっぱり言われました。同感です。日本の教育は、この2つを実現する方向に進んでいるでしょうか?
「ティーンエイジャーを授業に引き込むのは難しいのに、歌を歌わせるなんて!」とにこにこして言われました。はい、いつか、あの中学生が大人になって、昔日本の先生がオンラインで授業をしてGood Bye songを一緒に歌ったなぁと思い出してくれるでしょうか。
3回シリーズの特別授業を無事完走してホッとしています。
Big Thanks to Ayako, Hiroko and Junpei!