ウクライナの子どもたちのオンライン授業56回目を振り返ります。
Title: You Are Smart in Many Ways
Date: April 7th, 11:00 Kyiv Time
Description: Each of you are different from anyone else. You learn in different ways and you are smart (intelligent) in different ways. Your preferences for work are important for your future. Join the three lessons and find out what makes you special by discovering Learning Styles, The Theory of Multiple Intelligences, and a wide spectrum of future jobs to choose from.
4月27日 Jobs
3回シリーズの最後は、Oxford Read and Discover “Jobs”を読みました。今回は45分でおこなってくださいと依頼メールがきていました。2月のプレゼンテーションをコンパクトにし、スライドを30枚に絞りました。1枚に1分として30分で終わらせ、そのあと、additional talk and messages およびQ&Aにしようと計画しました。彩子先生は大学の教員は、教える、運営に関わる、研究するの3つの柱の仕事があることを話しました。私はBeehiveの1ページを見せて、著者はvisualとmanuscriptを担当し、仕事の99%は英語を書くことだった、と話しました。
開始前に、モデレーターのKさん、彩子先生、私の3人で打ち合わせをしました。彩子先生とは、この1時間前に2人で打ち合わせをしてありました。
今日は内容だけでなく、英語の練習もさせたいので、ハイライトしたパラグラフを希望する生徒に読ませたい。教室は原則ミュートにしておき、生徒がミュートを外して、マイクに向かって読むように、授業の最初にウクライナ語で説明してもらうことにしました。
この措置で授業はスムーズに進みました。9年生は初見の英語をスラスラと読みます。息継ぎもしないで猛スピードです。少し上がり調子のイントネーションは母語の影響なのかなぁと考えながら聞きました。40分程度で授業を終えました。
授業後も、Kさん、彩子先生、私の三人で授業を振り返りました。Kさんの感想は、「火曜日の子どもたちは自分で選んでzoom meetingに入ってきて積極的に参加する。今日の生徒たちは、先生が選んだオンライン授業だから参加しているので、英語を読みなさいと言われるとズラズラっと読んで、これでいいでしょう、という感じで火曜日の子どもたちとの大きな差を感じた」でした。
彩子先生が「日本の教室と異なり、教室にプラントがあり、壁に絵が描いてあり、飾り付けがしてあり驚いた。」と言うと、Kさんは「親は教室に置くプラントを学校に持ってくるように言われる。」と教えてくれました。また、「今日の教室は、9年生の教室ではないかもしれない。インターネットの接続が良好の小学生の教室に9年生が移動したのかもしれない。」と答えました。
授業記録、読ませていただきました。ありがとうございました。
どんな時も怠らない入念な準備、いつもながら素晴らしいです。
以前の記録も読ませていただいて
ます。
クニさま、コメントをありがとうございます。
「ウクライナの子どもたち」と一括りにできない様々な状況があるようです。国外に避難している子どもは、その国の学校に通学するのですが、言葉がわからないから苦しみます。ウクライナ政府はオンライン授業を提供しているけれど、すべての子どもが受けられる状況には無いようです。私たちの想像を超えることが起きていると思います。Smart Osvitaの数多いプロジェクトの中のinternational teachersによるオンライン授業は、ウクライナのカリキュラムとは異なりますが、子どもたちにいっとき現実を忘れさせる、そして、英語に触れさせる時間を提供しているのだと思います。大海の一滴ですが、必要とされるなら続けたいと思っています。
4月27日のような中高校生の学級としての参加は、生徒のモチベーション、インターネットの接続など、教える側としてはchallengingな状況でした。