【Teaching Children Online #58】2023年5月16日 オンライン授業

ウクライナの子どもたちのオンライン授業58回目を振り返ります。

Title: Music, Movement and Story

Date: May 16th, 10:00 Kyiv Time

Description: We will read “Kipper’s Idea.”  Enjoy the story and try to read aloud on your own. We’ll do some drawing so bring some paper and color pencils. Then we will learn words that end with “-ay”.

ここ数日体調が万全ではなかったのですが、火曜日は授業モードになって復活しようと授業に臨みました。Co-teacherの彩子先生にお頼りして、いつものphonicsだけでなく、pre-teach vocabularyの指導も担当していただきました。

アクセスすると、子供が少ないので驚きました。子どもの参加数は毎週異なります。20人くらい参加する週もあります。先週は10人でした。今日は6人で、昨年から継続している2名、最近参加するようになった2名、今日が初回の2名という構成です。ウクライナでは学校は5月に終業し、6月から夏休みになります。この変化の時期は、参加人数が減ることがあります。何れにしても、今日の子どもたちの構成はオンラインで教える側にはchallenging(問題山積)です。また、モデレーターのAさんがどういう状況なのか(シェルターか?)、カメラオフ、マイクオフで、チャットボックスに「今音声を出せないが、後で可能になる。」と知らせてきました。私の声は聞こえているので、「キリル文字の子どもの名前を英語にrenameしてください」と頼みました。速攻で文字が変わりました!

子どもの数が少なくて、ギャラリービューで全員を見ることができ、どの子どもにも名前を呼んで当てたり、話しかけたりできるのは、やり甲斐のある授業です。初対面のMちゃん(8歳)は小さい妹(4歳)と一緒に参加(子ども部屋のベッドに並んで座っている)。もう1人の初対面のAちゃん(8歳)は物怖じしない子どもでどんどん発言します。最近参加しているEちゃん(9歳)は英語が得意ではないので無理に当てるとカメラをオフにしてしまいます。昨年から参加のDくんは最近手を挙げて読もうとするときもあるけれど、ほとんど黙っています。EちゃんとDくんには、「Do you want to read this page? Do you want to wait for the next page?」のように話しかけ、Yesと答えたら次のページで当てるようにしました。去年の9月から1回も休まないRちゃん(8歳)は、どのページもすらすら読むし、的確に意見を言います。それでも、つっかえる単語があるので、やはりreadingを体系づけて積み上げてあげたいなあと思いました。

この授業では、絵本を読んだ後にdrawingを3分間しました。人数が少ないので、こういう余裕の時間が生まれ、子どもたち一人ひとりに「How old are you?」と問いかけたのです。ここで、恐れを知らない初参加のAちゃんが私に「How old are you?」と質問したので、「Me? I’m a grandma. I’m old. I’m one hundred years old.」と答え、紙に100と大書して見せました。大受けでした。

以前傍若無人に勝手に話し続けたKちゃんも参加していました。カメラをオフにして名前も表示されていなかったので気づきませんでしたが、授業終盤で自分が描いた絵を見せるためにカメラをオンにし、Good job!と褒めるとニコニコしてカメラをオフにしました。年齢が一桁の子どもがzoomを使いこなしているのに驚きます。

「顔見知り」のN先生が参加され、ずっとにこにこ見学していらっしゃいました。N先生の学校はもう学年が終了しているのかなと思いましたが、子どもの授業が優先ですから、N先生に話しかけてお訊きすることはできませんでした。

NGO主催のオンライン授業は、English Lessons with Foreign Teachersというプロジェクトで、学校や政府が提供しているオンライン授業の隙間を埋めているようです。2022年3月から2023年3月の1年間にこのプロジェクトに参加した子どもはのべ3万人を超えています。NGOに登録している家庭に、テレグラムというSNSで授業の時間と内容が送信され、申し込み無しで当日入室できるという形態なので、どこのどういう状況の子どもが何人入室するかは予測不可能です。こういう条件でも続けようと思うのは、入室してきた子どもは、週日の午前に、学校に行っていないわけで、少しでも人と関わって少しでも英語を練習して少しでも学んでほしいからです。平和が戻って学校教育が元に戻っても、戦時下のロスは取り戻せません。Rちゃん、Dくんたちがロストジェネレーションになるのを少しでも防ぐことができるなら、続けなくては。

そして私には、彩子先生、ひろこ先生、J之助さんというチームがいてくださるのです。

5月16日 Kipper’s Idea

1. Greetings

2. Good morning song. Date. 

3. Song: Eency Weency Spider. 歌詞を見せてゆっくり言って聞かせる。動作をやって見せる。一緒に動作をしながら歌う。ゆっくり歌う。少し速く歌う。どの子どもも、集中している。

4. Read : Kipper’s Idea. Pre-teach school, library, wall, playground. 彩子先生は「クイズのようにしますよ、ヒントをよく聞いて答えてください」と上手に正解に導いた。

絵本の表紙を見せ、「今日の英語は簡単なので、まず絵について話し合い、次に英語を見せて読んであげますから、その後で自分で読みたい人は手を挙げてください」と説明した。私は読み間違っても訂正=correctionはしない。今日はideaの読み間違いがあったので、全員で練習することにし、私が3回言って4回目を全員が言った。

5. Song: I See a Star. 「絵本にはどんなshapeがでてきましたか?」と問い、circleを確認してから動作をつけて歌った。身体を動かすことは、心をほぐすので、良い効果が出る。

5. Draw your face. Draw a circle. 「最初に円を描いて、そのあとは好きなように自分を描いてください。」3分。

6. Phonics: May, today, yesterday, X-ray, stay, play, pay, Norway, subway, tray。フォニックスの指導は彩子先生に完全にお任せしている。単語を選び、クリップアートをつけるときに、少しでも教え易いように工夫する。彩子先生は、私の意図をキャッチして、子どもにわかるヒントを出して答えに導く。子どもの想像力はとても豊かで可愛い。犬にstayと指示を出しているクリップアートを見て、Go away.のように思ってもみない反応が出る。subwayはなかなか当たらなかった。都市部の子ども以外は乗ったことがないかもしれない。彩子先生は、様々な反応を受けとめて徐々に正解に近づけ、絵カード下部の単語を見せ、読む練習をする。

7. Good bye song

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