子どもの頃聞いた言葉をふっと思い出すことがあります。父は「一言居士」で、何かとうんちくを垂れたり、教訓めいたことを言う人でした。「艱難辛苦汝を玉にす」なんて、子どもには意味わかりませんでした。ベッドに入るとき、母か誰か大人の声で「寝るほど楽はなかりけり」と浮かんだり、爪を切るとき頭の中で「苦髪楽爪」と聞こえたりします。「くがみらくづめ」と読みます。「苦労していると髪が早く伸びるし、楽していると爪が伸びる」という意味だと教わりました。苦労といってもいろいろありますが、要するに自分の容姿をかまっていられない状況では髪が伸び放題だし、楽々と栄養が行き届いている生活なら爪が成長するのでしょう。
私は2年前にショートにしてからは、ひと月に1回カットかトリミングに行きます。白髪が少ないのでヘアカラーはしないのですが、2-3ヶ月に1回ブルーのヘアマニュキュアをします。ここ数日、ちょっと白いのが見えると気づき、美容院のカードを見たら丸2ヶ月行っていませんでした。あらぁ。連休明けの「鬼の霍乱」以降、それは様々いろいろあって、髪にかまっている余裕が無かったのでした。
5月28日は母の祥月命日なので、永代供養をお願いしているお寺さまにお布施を送ってご無沙汰をお詫びしました。ご住職のお手紙には、丁寧な文字で「毎日一遍でも二遍でもお念仏を唱えてください。」とありました。1回ではなくて「一遍」という文字を有り難く感じました。
今日5月31日は義父の祥月命日で、朝一番に御墓参りしてきました。15年前に、二人の親が立て続けに亡くなった時は、大混乱で泣いてばかりいましたが、辛い記憶は薄れていくものですね。義父のお墓にお花、お明かし、お線香を手向け、「しょっちゅう思い出していますよ。」と話しかけました。
さて、先週、大学の同級生のメールに「我が家は3時以降はカフェインレスで、自家製のドクダミ茶を飲んでいます。」とあったので、別けていただきました。
「チャングム」で医女が薬草を煎じる場面が多く見入っています。ドクダミ茶で医女デビューしました。お茶の濃さがよくわかるように内面が白いホウロウのミルクパンで煎じました。このミルクパンは以前セミナー卒業生から頂戴したもので、私の生活って頂き物で成り立っているなぁと思います。
ドクダミ茶はびっくりするほど美味しくて、ほぼカモミールティーです。お薬というよりハーブティーです。毎日飲む分を煎じてカフェインレスタイムを実践してみます。良いことあるかな、来月は。
ドクダミ=すごく苦い、というイメージですが、そんなに美味しいのですか⁈
我が家の庭にもたくさん生えているので、試してみようかなあ。
クニさま、コメントをありがとうございます。
ドクダミ茶を是非お試しください。私は朝は紅茶を濃く淹れてミルクティーをマグカップ2杯飲みます。友人が毎年新茶を贈ってくださるので、それは水出しにして、一日中ちびちび飲みます。午後後半からはドクダミ茶でカフェインレスにしてみました。なかなか良い具合です。
節子