ウクライナの子どもたちのオンライン授業65回目を振り返ります。
Title: A Fun Storybook to Review the Year 2 English
Date: July 4th, 11th, 18th, 25th, 10:00 Kiev Time
Description: “Coco and Digger” is a fun storybook to review the Year 2 English. Meet Annie, Digger the dog, and Coco the cat. We will read one chapter each week. Join in the fun of reading and solving little mysteries to review words and grammar.
7月はEnglish Time Storybook 2 Coco and Diggerを読んでいます。今日はChapter 2を読みました。今日もネコ耳を着けました。
今日も40人以上の子どもが参加しました。1ページ読んだら、希望する子どもにハイライトした英語を読むように当てます。大勢の子どもが読みたいと手を挙げるので、モデレーターのAさんにお願いして同じ子どもに機会が集中しないようにしました。
年齢が異なる子どもが参加しています。8歳~9歳の子どもですらすら読む子どもには、「Very good. Can you read again? This time sound like Digger the dog and Coco the cat.」のようにtaskを与えると、それはそれは上手に読みます。
6歳~7歳と見える子どもで、そばについているお母さんに助けてもらいながら読む子どももいます。みんな、英語のレッスンに大きな期待を持っていることが伝わってきます。戦争になっていなければ、学校で英語教育を受けられるのに、ウクライナ語での授業すら充分に受けていない子どももいます。40人の子どものそれぞれが、どんな状況からオンライン授業にアクセスしているかは知ることはできません。どの子どもも、少しでも英語に触れる機会を持ちたいと思っていることは確かです。
授業最後のフォニックスのアクティビティでは、この年齢には難しい単語も入れているのですが、正解する子どもが必ずいるので感動します。フォニックスは彩子先生に担当してもらい、私はギャラリービューで子どもたちの様子を観察できます。みんな集中しています。彩子先生の絵カードの見せ方・ヒントの出し方に、毎週見とれ、聞き入ります。
単語の最初に子音、短母音を経て、今は二文字子音を扱っています。今日はph [f]でした。ウクライナの小学生がthe Phillipinesという英語を正解するのには驚きます。
7月11日 Coco and Digger Chapter 2
1. Greetings
2. Good morning song. Date.
3. Look and say: Annie, Ted, Digger, Coco, Penny, Dan, Dad, Mom, and Matt
4. Grammar: U4 What’s she doing? She’s studying English. What are they doing? They’re studying math. Who’s s/he? He’s/She’s my ( ). U5 What time is it? It’s 10 o’clock. U6 This/That is … These/Those are …
5. Read : Coco and Digger Chapter 2
6. Phonics: ph: phone, photo, photographer, pharmacist, physician, the Philippines, phoenix, dolphin, elephant, graph
7. Good bye song
やはりリーディングは大切ですね!それにしても戦禍にありながら、ウクライナの子供さんたちの英語を学ぶ姿勢には心から感動させられます。
もし日本の子供たちが同じ状況下にあったら、どんなことをするのだろうかとフッと思う瞬間でした。
もっとリーディングに力を入れないと、とも思っています。
先日私が教えている3年生の女の子が、いつの間にか簡単なセンテンスを読んでいたので「すごいね!頭良いんだねえ。」と思わず言いました。
すると女の子は嬉しそうに「うちは(中1の)お姉ちゃんも頭良いんよ。お父さんもお母さんも頭良いし。でも○○だけ頭悪い。」と言うので「○○君は何才なの?」と聞くと「1才」と言う返事が返ってきました(笑)1才の男の子が、この子に認めてもらえる日はいつ来るのでしょうか??
子供って可愛いですね。
ゆきこっち〜!コメントをありがとうございます。ウクライナではコロナ禍の最初の年に、教育をオンラインでする準備が進められたそうです。英語教育も進んでいるので、「オンラインで英語で」授業を受けることができる子どもが多数いて、また大人たちも、英語を身に付けることが重要であることを知っています。オンラインで先生と学習者を支援してきたNGO(2016年発足)の呼びかけで多くの先生がボランティアとして協力しています。
オンライン授業に小さいきょうだいと一緒にウィンドウに映る子どもが毎回数人います。なかよしを見ると幸せをもらいます。