古稀日記 2024年1月30日 【various】

1月は何回か上空に強い寒気が入ったので大雪になるという天気予報で、不要不急の外出を避けてくださいと繰り返されました。新潟に住んでいるというと、冬中雪に埋もれているイメージを持つ人が多いようです。そんなことはありません。ここ数日雪が降らないので、道の雪は消えて、日常生活に支障は出ていません。雪予報の時も、一日中降り続くより、降ったりやんだりの繰り返しです。晴れ間を見て出かけて急に雪に見舞われることがあります。先日、右手に傘、左手で杖をついた80代と思われる婦人が急に降ってきた雪の中そろそろと横断歩道を渡るのを見ました。思わず「よういでない人がいる」と言葉が出ました。「よういでない」というのは秋田の方言で「たいへんだ、苦しい」という意味です。「容易でない」が変じたのでしょう。「よいでねぇ」と発音します。秋田で暮らした8年間は冬の寒さも雪の量も厳しいものでした。雪を見ると秋田弁がふっと出てきます。

もうすぐ申告です。私は給与所得が無い零細自営業者ですが、出版の仕事で収入があるので申告をしなくてはなりません。ややこしいことは全然できないので、会計士さんにお願いしています。仕事関係の出納帳をつけ、領収証を保存します。昨日、会計士さんに提出する領収証を出納帳の順にスクラップブックに貼り付ける作業をしました。暖房が効いている居間で国会中継を見ながらしこしこ糊付けしていて、聞こえてくる裏金の額に怒りが湧きました。何に使ったのか!首相がのらりくらりと答弁をかわしていると、3桁や4桁の支出を計上するのがバカらしくなります。

派閥解散をみそぎにするつもりらしい。そもそも派閥はなんのためにあるかと問われて「新人議員の教育」と偉い人が答えるのを聞いて、思わず「どろぼう学校か!」とテレビに向かって言ってしまい、かこさとし作絵本「どろぼう学校」に悪いよね、と心持ちが悪くなりました。名作絵本にごめんなさい。

どろぼうの尻ぬぐいに時間を使っていたから能登半島の災害対策が遅れているのだと思わざるを得ません。災害にあった地域はお気の毒だから国が助けなければ、ではなくて、いつどの地域が災害にあってもすぐに救援できるシステムを構築してもらいたい。

未だ4万人が水が無いなんて、言語道断です。じゃばじゃば水もお湯も使っていると罪悪感がわきます。私は長い間、洗濯物をウェストから上と下で分けていましたが、洗濯機のトラブルでコインランドリーを使った時以来なんでも全部一緒に洗うようになりました。仲良しのはなびママにそう言うと「私も分けていたけどやめました。全部一緒でもちゃんときれいになるって情報番組で言ってたわよ」とのこと。全部一緒に洗えば洗濯回数が減るのでSDGsだし。

ニュース疲れで現実逃避するには韓国時代劇がいちばんで、長い間「赤い袖先」にどっぷり浸かっていました。現代ものも良質のドラマがあります。イ・ソンギュンという俳優がとても好きで、「マイディアミスター(ナエアジョシ)」「検事内伝(コムサネジョン)」は、録画を何度も見て楽しんできました。イ・ソンギュンが昨年末に自死したのは大きなショックでした。亡くなってから、イ・ソンギュン主演のドラマを観ることができません。

明日は、新年のために飾った松の大作(震度5強でも倒れなかった)を解体します。

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