ウクライナの子どもたちのオンライン授業94回目を振り返ります。
Title: Music, Movement and Story
Date: March 5th, 2024, 10:00 Kyiv Time
Description: We will read “The Scarf.” It’s a story that takes place at the end of winter. We’ll sing songs and learn words that start with “kn”.
3月5日 The Scarf
1. Greetings
2. Good morning song. Date.
3. Song: Two Little Blackbirds.
4. Read: The Scarf
5. Quiz: Old and New
6. Phonics: knit, know, knead, knock, knee, knob, knot, knife, knight
7. Good bye song
zoomが繋がるといつもの子どもたちだけでなく学校の教室が映るウィンドウがありました。モデレーターさんに「クラスが映っていますね。先生とお話ししたい」と言うと、ウクライナ語で先生を呼んでくださいました。カメラに映った先生とは英語で話しました。4年生のクラスだそうです。
この先生とは授業の間も英語でのコミュニケーションに全く支障がありませんでした。
初めて私の授業に入る子どもたちの反応を観察しながら進めました。Two Little Blackbirdsは希望する子どもの名前に入れ替えて行いました。自分の名前が歌に入るのは本当に嬉しいようです。
The Scarfは、冬の終わりの物語であることを説明しました。絵本の表紙と同じマフラーをBearがしていることを見せました。(この授業のためにせっせと編んだのです)全員をミュートにして絵本を最後まで読み、その後で希望者には好きなページを選んで音読してもらいます、とルールを説明しました。
私が言える数少ないウクライナ後にドーブレ(good)とポハーノ(bad)があります。ストーリーの理解を確かめるためにIs this good or bad? ドーブレ?ポハーノ?とthumb up/downしながら話しかけると、子どもたちがにこにこして反応しているのが見えました。よかったぁ。
読み終わり、読みたい人は?と尋ねるとすぐに手が上がります。個人参加の子どもだけでなく、4年生の教室からも手が上がり、数人の子どもが教室の前方に置いてあるパソコンに近づいて読みました。すらすら読む子どもも、とつとつと読む子どももいます。オンライン授業に慣れているのでしょうか。先生の指示でささっとパソコン前に移動していました。
絵本の後は、Old and Newのプレゼンを見せました。何年も前に、京美先生が作られたもので、mail box, stapler, refrigerator, raincoat, pillowの今昔です。昔のものを見てもすぐには答えが出ないので、I’ll give you some hints. This is something you use when you sleep.のように英語で話しました。箱枕は理解できないと思うので、昔の日本人は髪を結っていて、それが崩れないように、この上に首を乗せて寝たのです、のような説明が必要でした。日本人の先生の授業なので、こう言うクイズもおもしろいであろう、と計画したのですが、たまたま4年生の学級が参加していてよかったと思いました。スクリーンに映るものを見て子どもたちがウクライナ語で先生と色々話している様子がうかがえました。
フォニックスはknittingのknに注目して、knで始まり、音は[n]である単語を集めました。kneadは難しいと予測していましたが、絵を見せただけでdough(ドウ:焼く前のパンのタネ)と発言する子どもがいました。この単語を集めるときknuckle(指の関節)も含めていたのですが、絵が拳(こぶし)になってしまうので、少しでも暴力的なイメージを避けるためにknuckleは除外しました。
Good Bye Songは、いつもはぬいぐるみを動かして歌いますが、教室にいる子どもたちはぬいぐるみが無いので、両腕を大きくウェーブさせて歌いました。すぐに真似をして動作をしていたので、楽しかったのだと思います。一期一会で、来週は会えないかもしれないけれど、大人になってから「4年生のときオンラインで日本人の先生に英語を習ったことがあったなぁ」と思い出してくれるかしら。