古稀日記 2024年3月13日 【Life goes on.】

先週、出雲崎のフレンチレストランでランチにお出かけしました。同じ誕生日のKyomiさんが愛車で迎えに来てくださり、出雲崎は三条と柏崎の真ん中くらいの海に面した町です。人口減少で廃校になった小学校を内部だけリノベーションしたお洒落なレストランでした。Kyomiさんと私は12歳違いです。つまり、干支も同じです。敬和の児童英語教育集中講義にお出ましいただいた時、「私の生まれ代わり」と紹介して、学生に「先生、死んでないし。。。」と突っ込まれました。はい。

小学校を退職して時間が自由になりますから、と一日を一緒に過ごし、ゆっくりたっぷりおしゃべりしました。話題の一つは、これからどう生きるか。ひーさんと私はリタイヤドライフをゆったり楽しんでいますが、もっと歳をとれば、今のままではいられないでしょう。この大きな家をどうするのか、終の住処をどうするのか、そろそろ考えないとなりません。

週末、はなびママとお出かけして、これまたずっとおしゃべり。はなびママも私も住んでいる家への愛着が強く、最後まで自宅にいたいね、と同じ気持ち。

アカデミー賞授賞式を録画しました。なんせ、長いのでちょっとずつ見ます。以前は新作が公開されると、はなびママと二人で見に行ったものです。「あの頃は白い人の映画ばかりだったね。最後に映画館で見たのはパラサイトだったよね。滑り込みセーフだったけれど、その直後にコロナでおこもりが始まったんだよね。」と二人で懐古。そう、様々なことが起きて社会が変化し、昔のアメリカ映画を見ると居心地が悪くなります。

アカデミー賞では、毎年 In Memoriam(追悼)として、前年度に亡くなった映画人を偲びます。イ・ソンギュンが映りました。嬉しかった。そして、長編ドキュメンタリーはウクライナの「実録 マリウポリの20日間」が受賞しました。This is the first Oscar in Ukrainian history. I’m honored.と挨拶をした上で、「この映画を撮りたくなかった。ロシアが侵攻しないウクライナ、ロシア人が殺戮しないウクライナと取り替えたい。過去は変えられないが未来を変えることはできる。ここにいる皆さんは大きな力を持っている。映画が正しく歴史を記録すること、マリウポリで亡くなった人々を忘れないことを願う。」と話しました。

コメント (2)
  1. kyomi より:

    節子さま、
    いつも一回り先を歩む先輩が近くにいてくださるのは、とても心強くありがたいと感じています。そしてOUPテキスト著者として、またウクライナの子ども達へのオンライン授業の指導者として、世界と向き合ってお仕事をされる中での深い気付きなど、たっぷりゆっくりおしゃべりしても話題が尽きることはありませんでした。また続きをお聞かせくださいませ。

  2. 外山節子 より:

    Kyomiさま、コメントをありがとうございます。

    私のほうこそ、研究熱心で思慮深く、しかし大胆で、世情へのアンテナが高いKyomiさんの存在をとてもありがたく、そして頼りにしています。またゆっくりお会いしたいです。節子

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