【Teaching Children Online #100】2024年4月24日 オンライン授業

ウクライナの子どもたちのオンライン授業100回目を振り返ります。

Title: Music, Movement and Story

Date: April 23rd, 2024, 10:00 Kyiv Time

Description: We will read “Sniff.”

初めて授業は2022年3月22日でした。その頃は戦争がどうなるのか考えもしないで、学校に行けない状態の子どもにいっときで良いから現実を忘れる楽しさと英語に触れる機会を提供するボランティアをすることに挑戦しました。2023年の冬には、Learning Styles・MI・キャリア教育の3回連続レッスンを2つの中学校で行ないました。スタンバイしてzoomにアクセスしても、空襲警報でキャンセルになったことも何度かありました。

午前中宅配でお花を頂戴しました。東京の応援隊Sさんからで「100回!!お疲れさまです」とメッセージが添えてありました。思いがけないプレゼント。Sさん、ありがとうございます!正直、疲弊してきているので、この応援は本当に嬉しかった。チームとして頂戴したと思い、写真を撮って、彩子先生、ひろこ先生、J之助さんに送りました。

100回目の授業といっても、誕生日のようにお祝いするような記念日ではないなぁと思っていましたが、彩子先生は凪くんと共同制作の100メガネをかけて登場しました。「今日は100回目の授業です」と知らせるとHappy hundredth lesson!と子どもが言ってくれました。9歳で、英語でそれが言えるって、ウクライナの子どもの言語コミュニケーション能力には驚かされます。

Sniffは昨年の8月に読んだことがあったのですが、今回はThe Lost Puppyという、ORTシリーズにSniffが初登場する絵本を読み、その後で、Sniffの各ページ1単語を隠して、単語を考えさせ、希望者に音読させるという進め方にしました。

この日は悪質なハッカーが侵入しました。彩子先生と私の名前のカメラオフのウィンドウが現れて、しかも挙手のアイコンをつけていました。授業のアナウンスメントはSNSで発信されますから、私たちの名前を盗用したわけです。子どもの目には触れませんでしたが、このウィンドウで汚い動画を流すのです。モデレーターのAさんと日本チームのJ之助さんがタグを組んでカットしても何度も侵入してきました。2-3回の侵入のあと、撃退されました。

授業が終わって子どもたちが退室してから、大人だけが残って数分話し合いました。このところ、ハッキングが起きているのだそうです。以前ハッキングがあったのは2022年の秋で、戦況が悪い頃でした。今は、5月か6月に大規模な攻撃があるかもしれないというニュースもあり、心配がつのります。

2024年4月23日 Sniff

1. Greetings

2. Good morning song. Date. 

3. Song: Two Little Blackbirds 

             Song: BINGO 

There was a teacher had a puppy. 

Sniff was his name, oh!

S-N, I-F-F

S-N, I-F-F

S-N, I-F-F

Sniff was his name, oh!

4. Read:The Lost Puppy: pre-teach: looked, could, couldn’tを教える。(子どもと一緒に読む)

5. Read: Sniff(ページごとに単語を1つ隠し、それが何か考えさせる。)

6. Phonics & Vocabulary: baby animals: puppy (dog), kitten (cat), calf (cow), chick (chicken), foal (horse), piglet (pig), duckling (duck), joey (kangaroo), cub (bear), tadpole (frog) 

7. Good bye song

英語では動物の赤ちゃん・子どもには別の単語があります。puppyやkittenはよく知られていますが、foalやjoeyは、大人でも難しいでしょう。deer/fawnを入れようかとも思ったのですが、大きい動物(ライオンや熊)の子どもをcubという方が有用性が高いと考え直して、10の単語を選び、絵カードは可愛い子熊にしました。

コメント (2)
  1. Aiko より:

    ウクライナの子ども達への100回の授業、本当にお疲れ様です。というか、続けてくださっありがとうございます!チームでハッカーとも戦いながら、こうして子ども達の笑顔と学びのために時間とエネルギーを注いで、何よりも心を注いでおられる節子先生、ひろこ先生、彩子先生、J之助さんとSmart Osvitaの皆さんに拍手と敬意を送りまーす!なんかおいしいものの方がよいかしら?

  2. 外山節子 より:

    Aikoちゃ〜ん!コメントをありがとうございます。

    戦時下の当事者でもないのに、いろいろくたびれます。私ひとりだったら絶対に続けていられなかったと思います。チームが強力なんです。そして、みなさまの応援がありがたいです。

    頂戴したコメント自体が「おいしいもの」で〜す!節子

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