古稀日記 2024年4月30日 【Peony flowers announce early summer.】

今年も須坂のまさおさんとかずこさん丹精の牡丹を頂戴しました。「牡丹の木が弱ってきているようで、たくさんは無いけれど」と、少数精鋭の牡丹ちゃんたちが昨日朝クール便で到着しました。昨年は4月26日に頂戴しました。旧ブログをさかのぼってみると、2020年は5月6日、2019年は5月10日に頂戴していました。開花が早まるのは温暖化の影響かしら。

数本をまとめて根元を水を含ませたペーパータオルとアルミ箔で保護し新聞紙で包んでくださいます。今年は、その内の一包みに「牡丹名 島錦」とメモがつけてありました。明るい濃い赤で「緋色」というのでしょうか。玄関に飾りました。数時間でどんどん大きく咲き始めました。

牡丹はどんな大きさでになるか咲くまで分からない楽しみがあります。打ち上げ花火を見届けるような楽しさです。昨日つぼみだった濃い紫の一輪が今朝はこんなに大きくなっていました。百合と並ぶと大きさがよくわかるでしょう。

4月が終わります。4月は毎日ぽっちりUKの仕事を進め、週に1回ウクライナのオンライン授業をし、たっぷりある時間は朝鮮時代(チョソンシデ)のドラマを歴史書を参考にしながら見ました。調べれば調べるほど、第22代王「正祖」の生涯に興味が深まります。

そうそう、4月は映画を見ました。アカデミー賞で作品賞にノミネートされた「Past Lives」を見たいと「はなびママ」から連絡があり、調べてみるとソウルとニューヨークが舞台。主要人物は12歳のとき英語圏に移住した韓国人女性で、大人になってから12歳の頃大親友だった韓国人男性と再会するというストーリー。これは見なくっちゃ。映画館に行くのはとても久しぶりでした。小さいシアターの最後列がソファー席になっていてびっくり。私たちはシニアシチズン(高齢者)なので1300円とお得にチケットを購入しました。

ヒロインのNoraはニューヨークで劇作家として活躍していて、仕事でも家庭でも(夫はユダヤ系アメリカ人の作家)言語は英語です。再会したハソンとは韓国語で話すのですが、「お母さんとしか話してない言語」なので流暢ではなく、ゆっくりはっきりとつとつと話します。はなびママも私もほぼ全部聞き取ることができました。Noraとハソンは再会に感動しますが、二人は全く異なる文化を背負っています。ハソンはニューヨークでNoraと数日過ごすうちに「韓国はきみが活躍するには狭すぎる国だとわかった」と言います。韓国も日本も女性が生きづらい国です。こういう地味なアジア系映画が作品賞にノミネートされるアカデミー賞は捨てたもんじゃないなと思い直しました。

コメント (4)
  1. 0q- より:

    節子先生

    牡丹、綺麗ですね!濃い紫の色の牡丹は初めて見ました。節子先生は、花瓶も色々持っていらっしゃってセンスの良い素敵な物ばかり。

    以前、花屋さんに勤めていた人から聞いたのですが、花瓶の水に台所用洗剤か、漂白剤を少量入れると花の持ちが良くなるそうです。私は、有縁の誰かの命日とかそういう時にしか花を買ってこないので、人生にも”花”が咲かないのかなあ、なんて思う次第です(;’∀’) スーパーとか道の駅に行くと、多くの人が花を買い求めている様子が見られます。きっとそういう人たちは、心も豊かなのだろうなと想像してしまいます。

  2. 外山節子 より:

    Oq-さま、コメントをありがとうございます。

    毎年須坂のご夫妻から頂戴する牡丹は様々な色があります。今回は薄いピンクの牡丹は1本だけでした。時節が少し遅くなると、黄色い牡丹も咲くそうです。牡丹は満開になって1〜2日するとパラパラとペーパーフラワーのように散ります。いさぎよい花です。節子

  3. 0q- より:

    節子先生

    Oqとは私、ゆきこっちのことです。どうしていつの間にか私はOqの表示になったのか不明です(;’∀’)

    この集合住宅の下の階の人が、レッドキャンピオンという花を育てているらしく、ピンクなのになぜかレッド・・・という名前です。
    牡丹にも薄いピンク色があるのですね!可愛らしいです!

    連休と言うのに、九州は雨ばかりです。明日から晴れると言うので期待はしていますが。
    先生もご家族と、楽しい休日をお過ごしくださいませ。

    ゆきこっち

  4. 外山節子 より:

    ゆきこっち〜!コメントをありがとうございます。そして、Oq=ゆきこっちと謎が解けました。

    こちらは昨日気温が下がって、朝夕はちょっと暖房を使い、まだクリーニングに出していなかったセーターを着込みました。今年の連休は曜日のめぐりがあまり良くないですよね。昨年と異なり、子どもたち、孫たちが帰省しませんので、シニア・シチズン(^ ^)は普段通り「二人っこ」の毎日を送っています。

    明日からの四連休は鯉のぼりが青空を舞いますように!願いを込めて、トップページに鯉のぼりを飾りました。ご覧ください。節子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です