ウクライナの子どもたちのオンライン授業113回目を振り返ります。
Date: August 20th, 2024, 10:00 Kyiv Time
Description: A Thankful Crane
8月前半はオンライン授業をお休みしましたので、今日はどんな子どもが何人参加してくれるか少々不安でした。心配は杞憂で、6月からずっと継続している子どもも初参加の子どももいて30人以上の子どもと楽しい授業をすることができました。
7月末に続き日本の昔話です。今日は「つるの恩返し」。事前にNGOのコーディネーターに問い合わせ、ウクライナでも日本と同様に鶴が美しくて気高い鳥と認識されていることを確認しました。
授業のはじめに、「子どもたちに何か話したいことはありますか?」と言うと、初参加の子どもが「Where do you live?」と聞いてきました。「We live in Japan. ヤポーニヤ。」遠く離れているけれど、こうして英語で授業をしているのは素晴らしいね、と言うととても嬉しそうでした。また、以前から日本と日本語が好きと言う子どもがzoom windowにSuzukiとタイプしていて「Suzuki is my nickname.」と紹介してくれました。かわゆす!
子どもたちが昔話を楽しめるように、ストーリーを理解するキーワードの絵(crane, loom, cloth) を見せました。読み始めると、次にどうなるか予測させました。「この男の人はウラシマタローだと思う」「この女の人は本当は鶴だと思う」「部屋を覗くと鶴が見える」等々、子どもたちの想像力は、日本の昔話の不思議な理不尽をすっ飛ばして羽ばたきました。
ページごとに希望する子どもに音読の機会を提供しました。よく読めます。機織りの音「とんとん ぱたぱた とんからり」は、「Tap, tap! Patter, patter!」と英訳しましたが、日本と日本語に関心の高い子どももいるので、日本語の音も教えました。上手に言えました。昔話の囃し言葉は、語感とリズムが面白いので、その気になるとすぐに言えるようです。The Three Little Pigsで繰り返される「Not by the hair on my chinny-chin-chin!」を日本の子どもがスラスラと言えるようになるのと同じメカニズムでしょう。
絵本を読んだ後、Beehive/BuzzのGrammar Songで、折り紙の鶴が舞う動画を見せ、千羽鶴を作る方法を見せました。日本では、病気の人の回復や平和を願って、one thousand cranesを作ります、と話しました。
鶴に限らず、鳥の名前を教えました。彩子先生が子どもによくわかるように解説しながら、鳥の名前を当てさせました。
授業の最後に、彩子先生が国旗の折り鶴を見せてくれました。日本とウクライナです。子どもたち大喜びでした。
バイバイする前に、全員で「とんとん ぱたぱた とんからり」を復唱しました。楽しかった~!
2024年8月20日
Crane
1. Greetings
2. Good morning song. Date. Day.
3. Two Little Black Birds (子どもの名前に入れ替え)
4. Pre-reading: vocab: crane, loom (a weaving machine), cloth
5. Read: A Thankful Crane
6. Show 折り紙→動画:origami cranes→ Introduce 千羽鶴
7. Birds: crane, crow, duck, ibis, nightingale, pheasant, pigeon, sparrow, swallow, swan
8. Good-bye song