ウクライナの子どもたちのオンライン授業117回目を振り返ります。
Date: September 17th, 2024, 10:00 Kyiv Time
Description: Sheep in a Shop
Ages: 6~12 years old
初参加の子ども数人を入れて20人前後のクラスでした。ギャラリービュー1枚におさまるので、子どもと話したり、当てたりするのが容易です。数ヶ月ぶりに会う子どももいて、顔を見て名前がわかる子どもが多く、「彩子先生と私のクラス」という感じがしました。
「おむすびころりん」が大好きという子どもが参加しました。授業の最後に時間を作ってRolling Rice Ballsを読みますよ、と言うと大喜びしました。
2024年9月17日 Sheep in a Shop
1. Greetings
2. Good morning song. Date. Day.
3. Two Little Black Birds
4. Pre-Reading: Sheep Facts for Kids
5. Read: Sheep in a Shop
6. Phonics: sh words
sheep, shop, shark, ship, shoes, shelf/shelves, shells, shade, fish, cash
7. Rolling Rice Balls
8. Good-bye Song
Sheep in a Shopは、ちょっとドジな6匹の羊のストーリーで、英文はrhymesの連続です。単語数は少ないけれど、厳選されているので、EFLの子どもには難度が高いと言えます。ウクライナの子どもたちは、難しい英語もスラスラ読みますが、このあたりで英語のリズムを感じて楽しく読む経験をさせたいと思い選びました。「今日の絵本はみなさんにとっては簡単だけれど、音楽のように読んでね」と伝えるとみんな楽しんで上手に読みました。
Pre-Readingとして、Sheep Facts for Kidsを作りました。夏休みにオーストラリアのS先生の授業を見学し、子どもたちが有袋類についての難易度の高い英語を読みこなしているのを見て、私の授業でも取り入れたいと思ったのです。そして、絵本では情緒的な英語に接しているので、factsを客観的に描写する英語を読む・聴くことで、子どもたちの知的好奇心を満足させたい。全員が理解する訳ではなくても、そういう英語を聴く経験は必ずプラスになります。
羊は草食動物 “Sheep are herbivores.”を読んだ子どもにDo you understand herbivore?と問うと Not eat meat.と答えました。えらいですねえ。肉食動物 carnivoreをおまけに教えました。
Sheep Factsを作っていて、私自身知らなかったことが色々ありました。その1つは羊の眼です。羊のpupil(瞳孔)は長方形なので、視界が300度あり、振り返らずに後方の天敵を察知することができるのです。この時は、子どもたちに両手を顔の前から横に動かさせて、Can you see your hands? とfield of vision(視界)を実感させました。
Sheep FactsもShで始まる単語も、事前にチームに相談して、万全の準備をしました。彩子先生のヒントはとてもわかりやすく且つ理論的で、聞き入りました。