古稀日記 2024年11月19日 【birds of paradise】

トップの写真を変更しました。フォックスフェイスの実は丈夫で長持ちしますが、百合がしおれてきました。昨日活けたのは洋名ストレチア、和名「極楽鳥花」(ゴクラクチョウカ)です。縦に切り込みのある花器に高さを変えて投げ入れました。極楽鳥の群れに見えるかな。

谷川俊太郎さんが亡くなられました。国語の教科書で「スイミー」の翻訳を読んだ子どもは、もう大人になっていますね。Swimmyの原文は、なかなか高度な英語ですが、谷川さんの日本語は柔らかく読み手の心に入ってきます。

もう何十年も前のことですが、お会いしたことがあります。子どもの本専門店が開催した泊りがけのセミナーに参加し、谷川さんの講義に参加しました。インターネット普及前の時代でしたから、どんな有名な方についても一般人の得られる情報は少なく、谷川さんに直接お目にかかってお話を伺う機会は、そのセミナーの大きな魅力でした。開催地の千葉鴨川へ新潟三条から、小さい子どもを二人連れて、えいやっと冒険のように出かけたのでした。

お話の内容は全く記憶していないのですが、ご本人にお会いできたこと、小柄でいらっしゃること、お声と話し方が優しいことに驚き感激したのを覚えています。

ご冥福をお祈り申し上げます。

コメント (4)
  1. 節子先生

    今、NHKのニュースで谷川俊太郎さんのことを取り上げて放送しています。たくさんのご著書があるのですね。鉄腕アトムの作詞も手掛けたとのことです。絵本展も開催されているようです。あまりにも有名な人が、また亡くなられて寂しいです。

    節子先生はそんな谷川先生と実際に会話されて、本当に素敵な、羨ましいお話です。書店に行ったら、谷川先生の作品が並んでいるかもしれませんね。もう一度読んでみたいです。

    ゆきこっち

    1. 外山節子 より:

      ゆきこっち〜!コメントをありがとうございます。

      谷川俊太郎さんがこの世界からいなくなることはコンセプトとして持っていなかったように思います。いつでも読めると思ってきた多くの著書を読みたいと思います。

      最後まで現役で、そして、ろうそくの炎が消えるようにお亡くなりになったとのことで、生き方のお手本ですよね。節子

  2. よりたん より:

    こんばんは。トップのお花、とてもおしゃれです。今日から急に寒くなり、新潟も一気に冬になったのではないでしょうか。
    谷川俊太郎さんの訃報は残念です。10年ほど前、息子さんとのコラボで詩の朗読&音楽会の催しがあり、(母のホームが近かったので)車いすの母を連れて参加したことがあります。凛として感性の豊かな方でしたね。ご冥福をお祈りいたします。また作品を読んでみたいです。

  3. 外山節子 より:

    よりたん、コメントをありがとうございます。お母様と一緒に朗読と音楽の催しにおいでになったのですか。素晴らしい思い出ですね。谷川俊太郎さんは、高貴な詩人というイメージを自分で壊すようなやんちゃな面もお持ちだったようです。自然体で生きられたのですよね。合掌。節子

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