【Teaching Children Online #126】2024年11月27日オンライン授業

ウクライナの子どもたちのオンライン授業126回目を振り返ります。

Date: November 26th, 2024, 10:00 Kyiv Time

Description: Come In!

2024年11月26日 

Thanksgiving 

A House is a House for me Part 3

Come in!

  1. Greetings

前日に大規模な攻撃を受け、状況が悪化しているためでしょうか、参加は少人数でした。しかし、その十数人の子どものうち、初参加が二人いました。これでわかるのは、週日の午前中にNGOのオンライン授業を受ける子どもは大勢いるということです。人口の35%が国内外で避難しているので、子どもが置かれた状況は様々です。火曜日のレッスンにはポルトガルからのアクセス、また別の先生のレッスンにはアルゼンチンからのアクセスがあります。どこからでもアクセスできるopen lessonsを提供しているNGOのプロジェクト「Ukraine Speaks English」は、英語を勉強したい・練習したいという子どもを一人も取り残さないために続いています。大海の一滴かもしれませんが、日本チームも続けていきます。

「ゲンキデスカ?」と聞くと「ゲンキデス」と答えてくれます。coldはウクライナ語でなんというか教えてもらい、ぶるぶる震える動作をしながら、holodna(ホロードゥナ)、cold、「サムイ」と3ヶ国語で言いました。

2. Good morning song. Date. Day. 

日付、先月、来月を確認した後、Let’s say it in a sentence. Today is Tuesday, November 26th, 2024.と言うと、みんな上手に復唱しました。

3. Thanksgiving Is …

彩子先生がThanksgiving Dayの起源と現代の祝い方を話しました。ピルグリムたちと先住民の出会いについてはnative Americansという単語を使って説明し、さすがと思いました。Thanksgivingにまつわる絵本を様々見てきましたが、いまだにIndiansという単語を見かけます。

その後、児童英語教育を履修している学生さんたちがキャシーのThe Turkey Danceをプレゼンしました。学生さんたちが一人ひとりカメラに近づいて名前を言うと、子どもたちは「Nice to meet you, (name).」と言いました。外国語の名前をすぐに聞き取って声に出して言う子どもたちの言語能力とコミュニケーション能力に感心しました。子どもたちは、若い日本の学生と会ってとても嬉しそうでした。学生たちは、歌詞の単語を見せ、動作をし、理解を確認した後、音源に合わせて動作をしながら歌いました。子どもたちも笑顔で動作をしながら歌いました。

4. Read: A House Is a House for Me Part 3。コンテンツの多い絵本を3回に分けて読む最終回です。Teaching Blogに「よりたん先生」が寄せてくださったA diary is a house for memories.を紹介しました。彩子先生がすかさず Beautiful!と言ってくださり、先生二人態勢は効果大です。

5. Read: Come In! 「英語は簡単だけれど、絵を見て考えて質問に答えてください」と前置きして始めました。1ページはDadがドアをペンキ塗りしていて、Mumが出かけます。Dad was painting the door. Mum went out. 何を買いに出かけるのか考えてもらいました。11ページで帰宅するMumは緑と青のペイント缶を持っています。英語が平易で、イラストに様々な情報が描き込まれたORTは、本当によくできた教材です。

6. Phonics: 絵本に出てきた単語:jam, potato, cookie, bread, sandwich, peach, envelope, book, toaster, pocket。子どもたちにはenvelopeが難しいようでした。紙の手紙のやり取りが少なくて、封筒というモノに親しみが無いのかもしれません。

7. Good-bye Song

コメント (5)
  1. よりたん より:

    こんばんは。子ども達はこのオンライン授業を避難先の海外からも受けているのですね。NGOのプロジェクト「Ukraine Speaks English」及び、ボランティアの先生方に心から敬意を表します。今回 A House Is a House for Meの絵本の活動で私の文を紹介してくださり恐縮です。早速取り寄せましたが本当に素晴らしい絵本ですね。最初は A hill is a house for an ant. に始まり、たくさんの”house”が出てきて、(そうそう!と読み進むうちに)最後は And the earth is a house for us all. で終わります。ウクライナをはじめ、世界各地で戦争や紛争が続いてなかなか終わりが見えない中、この文章は胸を打ちます。素敵な絵本とシンプルでユーモアのあるORTとの組み合わせも良いですね。これからも楽しみです。

  2. 外山節子 より:

    よりたん、コメントをありがとうございます。

    そうなんです。素晴らしい絵本です。私は、以前韓国に行った時、子どもの英語教育のために音源付き絵本を扱っている会社で購入しました。実際に使うことが無いまま、10年以上が過ぎましたが、ウクライナの子どもたちは、英語の理解力が高いので「使える」と思いました。

    よりたんの小学校の英語授業でも工夫して使ってみてくださいませ。子どもの発想は素晴らしいし、この絵本を読みながらA drum is a house for sticks.など、「容器」でなくても a houseになることがわかると、英語がどんどん広がり、言葉を知ろうとすると思います。

    A classroom is a house for students.ですね。(^ ^)

  3. えの字 より:

    節子先生とより子先生のやり取りを拝読し、私も自分のクリスマスプレゼントとして”A House Is a House for Me”を取り寄せ中です(´▽`ʃ♡ƪ)このTeaching の振り返りでウクライナの実際の状況を知る機会となっています。節子先生のUkraine Speaks Englishでの活動に敬意を表します。Ukraine Speaks English is a House for children’s hope and dream.

  4. 外山節子 より:

    えの字〜!

    コメントをありがとうございます。そして、素敵なsentenceをありがとうございます。この授業をした時、子どもの一人が「ズームはみんなのhouseです」という意味のことを言いました。時間が経ったので、どのような英語で表現していたかを失念しましたが、その子どもがにこにこして話していたのを覚えています。

    Teaching Blog is a house for all of us!

    せの字

  5. えの字 より:

    “Teching Blog is a house for all of us! ” Exactly! Thank you so much, Setsuko sensei!!

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