今週は少し暖かくなり、玄関外で作業してお正月の花を片付ける気になりました。ネコヤナギを飾りました。ネコヤナギは実に見える花穂が特徴で、銀白色や薄桃色が春めいて見えます。
昨日のニュースの多くはトランプの大統領就任式関連でした。4年前のバイデン大統領の就任式はテレビ中継があり、録画に見入ったことを覚えています。トランプの就任式は日本での中継は無かったようです。ニュース番組では派手なショーのような場面を多く見せていました。30分続いたという就任演説は抜粋が報道されました。「なんじゃこれは?」と思うことばかりでした。
まず、revolution of common sense(常識の革命)という大きな謳い文句が理解できませんでした。どう考えても、わからん。
具体的な政策を話し始めて … there are only two genders. Male and female.(性別は2つだけである。男性と女性)と言い、拍手が起こりました。愕然としました。バイデン政権が推進してきたdiversity(多様性)は行き場を失うのでしょうか。トランプ政権の最初の4年間に、アメリカに住みたくないとカナダに移住する人が多くいました。これからの4年間も、同じことが起きるのでしょうか。
もう1つ、天然資源の発掘について Dig, baby, dig! と言いました。品性のかけらも無い表現です。字幕が「掘って、掘って、掘りまくれ」と下品になっていたのは100%当たっています。
トランプ就任について様々な人が取材を受け、燕市の工場経営者までニュースに登場しました。「輸出先のメインがアメリカなので、動きを注視する」と。さて、就任演説について感想を聞かれた我が国の首相は「Make America Great Again、そのものだったと思います」とにこやかに言いました。この人は終わったと思いました。その場限りに程の良いことを言う首相には、心底がっかりしました。国内の問題で手一杯でしょうが、なんらかの世界観を持ってもらいたい。