【BOOKS:和英えじてん】 2025年3月13日

古稀+4の誕生日を家族と友達が祝ってもらい、頂戴したお花がまだきれいに咲いています。帯状疱疹の皮膚はほとんど治癒し、残っている痛みの治療を続けています。治療といっても「痛みは本人にしかわかりません。薬の量は自分で判断して減らして良いですよ。」と、2週間分の鎮痛剤を処方されただけです。再診は2週間後ですが「途中で来ても良いです。また来てください。」と優しい先生です。

だんだん楽になって、ペンディングにしていた仕事に手をつける元気が出ました。「和英えじてん」(外山監修)の見直しをしました。

「和英えじてん」は増刷(第6刷)が決まり、5月刊行予定です。初版発行は2006年3月9日でしたから、19年経ちました。ロングセラーです。増刷が決まるたびに、編集部から「増刷に伴い修正を加える点はありませんか」と連絡を頂戴しました。第5刷までは、「初版の通りで問題ありません」とお答えしてきたのですが、今回は数箇所の変更をお願いしました。

英語教材には寿命があります。英語そのものが社会の変化にともなって変化しています。例えば、パソコンの普及、スマホの普及、SNSの誕生と発展を表す英語は10年前、20年前の教材は教えていません。

「えじてん」の英語は時代に左右されませんが、イラストのいくつかは社会の変化をフォローしていません。

今回は、携帯電話などのイラストの変更を提案しました。編集部もイラストレーターのてづかあけみさんも、さすがプロ!で、サッと提案を具現化してくださいました。

今回の変更では、昔の受話器で長電話する女性はスマホを耳に当てていますし、アンテナ付き携帯を指差している老婦人はカンタンスマホの画面にタッチしようとしています。

電話機、掃除機、水筒のイラストについても検討しましたが、これらは以前と同様の形態が主流なので、変更しないことになりました。

1点だけ、ちょっとしたいたずら心で変更を加えたイラストがあります。野球選手の背番号を17にしたのです。理由はお分かりですよね、うふふ。

例文の英語を1つだけ変更しました。地中のアリの巣につけられた「Their house is in the ground.」を「Their home is in the ground.」にしました。

いずれの変更も、じてんの見出しには影響がありませんが、第6刷が第5刷より時代を反映して良くなっていると自信を持って言えます。第6刷「英和えじてん」が店頭に並びましたら、是非ご覧になって、Shoheiを探してください。

「和英えじてん」の監修をすることになったいきさつについては、このBOOKS Blogの2021年8月28日に詳しく書きました。

こちらからご覧いただけます

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