ウクライナの子どものためのオンライン授業147回目を振り返ります。
Date: June 3rd, 2025, 10:00 Kyiv Time
Description: The Fox and the Tiger
キツネが主役の絵本、4冊目です。中国の寓話のretold版で、虎に食べられないためにキツネが知恵を働かせます。
先週より多い20数人の参加がありました。ウクライナでは学校が夏休みなので、以前参加していた子どもが戻ってきました。そのかわり、最近継続参加していた子どもの姿が減りました。お祖母ちゃんの家に来ているという子どもがいましたから、夏休みは普段とインターネット事情が変わるのでしょうか。状況はわかりませんが、アクセスしてきた子どもが、その1回の授業だけでも楽しんで英語を練習して、少しでも新しいことを覚えてもらいたい。
久しぶりに参加した子どもが以前より英語をよく読めるようになっていて嬉しく思いました。戦時下でオンラインでも学習を続けて成長しているのです。
2025年6月3日
The Fox and the Tiger
1. Greetings
2. Good morning song. Date. Day.
3. Pre-Reading: adjectives for animals
A tiger is stronger than a fox. Etc.
絵本の英語は難しくはないけれど、頻度の低い単語が含まれているので、ストーリーを楽しむ準備として、大きくて強い虎がキツネを食べようとするが、小さいキツネは知恵を使って逃れることを前提として理解させました。
4. Read: The Fox and the Tiger
絵について話し合いながら読み進みました。音読した子どもにDo you understand “the ruler”?のように問うと、”I don’t know this word. Maybe, it’s like … king?”と答えました。他のページでも、理解しているか確認しようとすると、単語そのものを知らなくても、あまり気にしないで大意を理解しています。子どもたちの言語習得と成長は、文脈の中での大まかな理解にあるようです。別のページを音読した子どもにstagを理解しているか問うと、”It’s a kind of deer.”と答えました。このように、1つの単語でつまずくことなく、理解力・予測力をつけていくのですね。
5: Review the story (if time allows)
Types of animals: carnivorous, herbivorous, omnivorous
肉食、草食、雑食を教えたいと考えて準備しました。絵本だけでなくfactsの単語を増やしたいからです。イントロのページの虎のイラストにA tiger eats other animals. A tiger eats meat. A tiger is carnivorous.と英文を入れ、希望する子どもが音読しました。carnivorousは難しいと予測していたのですが、単語をじっくり見て、頑張って踏ん張って「car~ni~vo~rous(カー ニー ヴォー ラース)」と、1音節ずつ読みました。素晴らしいと思いました。大いに褒めました。英語を外国語として学習する子どもには短いsight wordsより、長いけれど分解して読み解くことができる単語が取り組みやすいのでしょうか。
6: Phonics: fox, forest, tiger, teeth, tail, bird, stag, buffalo, paw, meal
7. Good-bye Song