【Teaching Children Online #149】2025年6月18日 オンライン授業

ウクライナの子どものためのオンライン授業149回目を振り返ります。

Date: June 17th, 2025, 10:00 Kyiv Time

Description: The Moon Rabbit

トランプによるUSAidの閉鎖は世界中に大きな影響を与え、私がボランティアをしているNGOも資金難に見舞われました。この数ヶ月は、オンライン授業に使用するzoomをfree planにせざるを得ず、不便な中での授業でした。今週からzoom proを使用できることになり、授業進行がとてもスムーズになりました。

40数人の子どもたちが参加し、ギャラリービューが2ページになりました。初参加の中には、10歳くらいの少女と弟がいました。この姉弟は音読の時、お姉さんが弟に小さい声でプロンプターをしました。弟は6歳で英語を読み始めたばかりなのだそうです。この子どもたちは、猫を連れてきて見せてくれました。6キロもある大きな猫でした。他の子どもたちも、描いた絵を見せてくれたり、さまざまなぬいぐるみを見せてくれたりします。「日本人の先生と話したい」という気持ちがあるのでしょう。少しでも英語に触れてもらいたいけれど、戦時下で人との対面の触れ合いが少ないので、オンライン授業が心楽しい時間になるのなら嬉しい。

授業後に知ったのですが、ロシアが今までで最大の攻撃をした明けでした。大きな攻撃を受けたオデーサに住んでいる子どもが元気がなかった理由がわかりました。それでもオンライン授業に参加してくれることはえらいと思います。少しの間でも、戦争のことを忘れていてほしい。

2025年6月17日 

The Moon Rabbit (Indian folktale)

私たちは月にはうさぎがいて餅つきをしている、とごく普通に言いならわしています。コーディネーターさんに問い合わせると、ウクライナでは特にイメージを見ることは無いそうです。「違う月が見えるからでは?」とも。そこで、オーストラリアのボランティアの先生に聞くと、オーストラリアでも特に認識は無いそうです。(The Man in the Moonはあるとのこと。)うむ。調べると、確かに緯度と経度によって月の異なる表面が見えるので、イメージが異なるのです。餅つきうさぎだけでなく、カニ、女性の横顔、バケツを運ぶ少女、ロバなどが見つかりました。これをPre-Readingにしたいのですが、私は月と太陽と地球の位置関係を考えるだけで頭がクラクラするくらい宇宙空間オンチなので「困った時の彩子頼み」発動です。四苦八苦して作成したスライドを彩子先生に送り、担当してもらいました。

1. Greetings

2. Good morning song. Date. Day.

3. Pre-Reading: images on the moon

4. Read: The Moon Rabbit

「今日は月に関する絵本を2冊読みます。1冊は英語が少ないので、younger studentsに当てます。」と予告して始めたのですが、当てた子どもの中に「私は2冊目を読みたい」と言われて驚きました。この子どもには、どちらも読む機会を与えました。オンライン授業に参加する10歳前後の子どもは、難易度の高い英文をすらすら読みます。途中で知らない単語があっても、なんとか音読します。

ただし、The Moon Rabbitは、英語は平易ですが、pal, ill, bowのように頻度の低い単語もあり、音読した子どもに意味を知っているか確認しながら進めました。

5. Read: How the Moon Got in the Sky

6: Phonics: words from the story

man, moon, pal, fox, food, fish, otter, rabbit, weeds, woods 

7. Good-bye Song

夏休みになって参加している子どものひとりに「You look cute with rabbit ears.」と褒められたのが、今日いちばん嬉しかった。絵本に出てくる動物のぬいぐるみを待機させたり、動物耳カチューシャを作ったり買ったり、細部に凝っているので、子どもが気づいてくれると、「やったー!」と思います。

0 0
Article Rating
通知を受けとる
受け取る内容
guest

0 Comments
新しい順
古い順 高評価
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る
0
コメントはこちらから受け付けています。x