古稀日記 2025年6月30日 【transition】

毎日、「あ、これ古稀日記に書こう」と思うことがあるのですが、一日が終わる頃には、あちこちの悲惨なニュースに打ちのめされ、私ごときが日記を書くことにどんな意味があるのだろう、などと悲観的になり、気がつくと翌日になり、、、の繰り返しで、気づいたら6月末。6月はウクライナ全土に繰り返し大きな攻撃があり、昨年からずっと休まず参加している子どもの姿が見えないと、心配がつのります。

コロナ禍がきっかけで、社会は大きく変化しました。私の生活も大きく変わりました。出かけるのが普通の生活から、家にいることがデフォルトの生活になると、それまでに蓄積した本、服、家庭用品等々、もう要らないものが多い。これをなんとかしなくては。

いつも何かに夢中になって、情報をありったけ集めてきました。歌舞伎に関する本・雑誌・資料がゴマンとあります。歌舞伎への情熱が冷めた今、これ、どうしよう?

韓国時代劇の資料もたくさんあります。いちばん頼りになるのは「朝鮮王朝実録」です。王様が言ったこと、おこなったことの公式記録のダイジェスト版です。同じ一人の王様が、ドラマによって描かれ方が異なるので、この実録を手がかりにドラマの中の史実とフィクションを見分けようと努めています。

昨年からメジャーリーグの放送を欠かさず見ています。70歳を過ぎるまで野球については全く興味無しで、ストライクというのは球種だと漠然と思っていたくらい無知でした。しかし、ドジャーズにキアマイヤー選手とエドマン選手が移籍してから、大谷くん以外の選手の活躍に目と心を奪われ、録画を何度も見てお勉強し始めました。

しかし、片っぱしから忘れていくので、今年は試合の記録をつけています。それを知ったひーさんの知人が「選手名鑑を買って参考にしながら見ると良いですよ」とアドバイスしてくれました。選手名鑑?「歌舞伎手帖」のメジャーリーグ版ですな。即、買いました。

最近気づいたのは、私はメジャーリーグを歌舞伎のように見ているということです。猿之助のいない歌舞伎は面白くないと同様、エドマンが出ない試合はつまらない。

歌舞伎ファンは、役者の子どもが芝居に出始めると、親戚のおばさんのような気持ちで応援します。メジャーリーグの録画観戦2年目の日本の親戚は、昨年のルーキーが今年2年目で活躍するとテレビの前で大応援です。今日はロブレスキーがしっかり投げて、ボビー・ウィット Jr.を打ち取りました。えらい!

解説者とアナウンサーの日本語がよくわからないときは、音声を英語に切り替えます。猛スピードでプレイを解説するので聞き取りが難しいですが、解説の合間の短いコメントは適切でよくわかりますし、生きた英語なので、「ほぉ、そう言うのね」と納得して頭にメモします。

先日、デッドボールが原因で、ドジャーズとパドレスの監督同士が対決し、チーム全員がフィールドに飛び出す騒ぎがありました。ブルペンを飛び出す寸前の選手たちの映像に「Boys are ready.」と一言。「め組の喧嘩」だ!と思いました。

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