【Teaching numbers #6】One to Ten Chant

Carolyn GrahamさんはJazz Chantsの創始者です。Small Talk, Jazz Chants for Children, Holiday Jazz Chantsをはじめ、数え切れないテキスト+CDの出版があります。1991年、著者本人のプレゼンテーションがあるというので、TESOL Conference 1991 in New Yorkに行きました。海外の学会に行くなんて初めてでした。それほどキャロリンにお会いしたかった。(キャロリンとは、その後様々な場面で一緒にお仕事をすることになりました。運命!)

キャロリンはプレゼンテーションだけでなく、Conferenceのentertainmentとしてジャズトリオをバックに素晴らしいセッションを披露しました。会場の外で見送ると、ショッキングピンクのジャケットを着た身長180センチのキャロリンがマンハッタンの人混みの中で遠ざかる後ろ姿がそれはそれは素敵でした。

キャロリンが出版したTeacher Resourceの1冊に「Creating Chants and Songs」があります。今日は、その中から「One to Ten」チャンツを紹介しましょう。

チャンツの基本は、stressのある音節を等間隔のビートに乗せることです。One to Ten Chantは、1から10の数と手拍子6つを8つのビートに乗せます。単純な練習にリズムと手拍子をつけることで、ダブルタスクにし、Word Smart, Music Smart, Body Smartを活性化させます。

1つのビートに表と裏があります。前半と後半を同じパターンにすると覚えやすいでしょう。1回目は先生がやってみせ、2回目は子どもたちも一緒におこないます。それで、16ビートになります。

前半と後半でパターンを変えると、ちょっと難しくなります。

言語材料は1から10の数だけですから、学年を問わずできます。通常学級でも特別支援学級でもおこないました。 低学年でもできると大喜びですし、高学年でも出来ないと大笑いです。 1つのパターンを、超スローテンポにしたり、超高速にしたりすると、数分間で学級の雰囲気をアップしつつ、数の練習ができます。

リズム感に自信がありませんか?同僚の先生と自主トレして、是非授業で実践してください。英語は実技。語学ではなくて語楽です!