金曜日(8月27日)夕方のローカルニュースに新潟市の小学校が取り上げられました。6年生がZoomの使い方を学んでいました。校長先生のコメントが出ました。「子どもたちの学びを止めない。」
なんて魅力的な校長先生と思ったら、佐藤貴子さんではありませんか。そうだ、貴子先生は、今年から校長先生として笹口小学校に着任なさったのでした。
デルタ株ウィルスが感染の主流になってから、子どもの感染が増えています。2学期が始まると、夏休み前よりさらに感染への危険度が増します。 新潟県では小中高での休校が見られます。笹口小学校では、感染のリスクを下げるために、学校での滞在時間を短くし、31日から午後の授業をリモート(Zoom)で行なう予定です。そのために、まず、Zoomの使い方の授業を実施したというニュースでした。
Zoomによる授業は、授業者の負担は対面より大きいというのが私の実感です。コンテンツ作成はもちろんですが、全員が参加している実感を持つ進行方法にも配慮しなくてはなりません。参加者全員が顔を見せて同じ「場」にいるようにできますが、全員が音声をonにするとハウリングするので、対話に入ってもらいたい人だけmute(無音)を解除してもらうなど、細かく気を配ります。ニュースに出たお子さんのタブレットへの書き込みは、「普通の授業よりは少し、やりにくかった。でも、コロナの感染が減るなら、とても良いと思う。」とあり、テレワークとオンラインの区別がつかない某国の首相より、ず~っと立派です。
緊急事態宣言が出ている都府県では2学期開始を遅らせています。埼玉県のT先生のメールでは、明日月曜日学校が始まり、1週目は午前中授業で金曜日までにオンラインの準備をし、2週目から分散登校とオンライン授業が予定されているそうです。「学びを止めない」ために現場の先生がたは臨戦態勢です。コロナ、収束に向かってほしい!
追記:佐藤貴子先生には、[Teaching Colors #8] What color is the GO signal?で、日本の古来の色の概念に着目した授業案を提供していただきました。そちらも是非ご覧ください。