Word Searchはパズルゲームの1種で、並んだ文字の中から単語を見つけます。ゲームとして販売されているWord Searchは、単語が縦(垂直)や斜めになっていたりしますが、英語学習の場面では、横(水平)に限定し、左から右に向かう横の文字列から単語を認識するトレーニングにします。
The Very Hungry Caterpillarを読んだあとの活動として使います。子どもにはA4サイズのワードサーチを1枚配布します。拡大コピーを1枚ボードに貼って、指示を視覚化したり、答え合わせに使います。
特別支援教育を専門とする砂田裕美子先生とは10年以上にわたり、Team Teachingをさせてもらいました。子どもの教育とは何のためで、どのようにするかということを教えてくださった友人の一人です。裕美子先生とのTeam Teachingの初期、このワードサーチをしたいと提案すると、「ワードサーチがどんな活動がわからない子どももいるので、まずはひらがなでやってみたい。」と言われました。目からウロコもコンタクトレンズも落ちました。先生というのは、授業案にあれこれ盛り込んでしまいますが、子どもが知らない形式の活動をしてはいけない。全ての子どもを同じスタートラインに立たせないといけない。
というわけで、ひらがなのワードサーチを作りました。それ以来、ワードサーチはまず日本語でします。大受けです。もちろん難しいと感じる子どももいます。その状況は、特別支援学級でも通常学級でも同じです。見つけられない・わからない子どもには、その子どもができる道筋を探してやることが先生の仕事です。
そして英語のワードサーチをします。日本語でやったことを「英語で」取り組むので、できると得意満面の笑顔です。
単語を見つけてまるで囲んだら、その絵にチェックか何かの印をつけて、これはもう済んだとマークすることも教えます。いつか役に立つ学習方法です。
このワードサーチ・シート(PDF)は、下記からダウンロードして使っていただけます。
ぜひ使ってみてください。