古稀日記 10月22日 【My day is full and kicked-back.】

つい先日まで、どうしたら暑さに負けないでテニスができるかとウェアを工夫していたのに、昨日はどうしたら寒さに負けないかと腐心しました。がんがん重ね着しました。それでも寒かった。動くと暖かくなるのですが、ボールを拾い集めて水飲み休憩すると「さっぶぅ」。

昔(大昔!)「毛糸だま」の読者作品ページに紹介されたくらい凝っていた編み物を再開したら面白くて止まりません。巨大鉛筆マフラー(子ども用)が完成しました。

これは見本として手元に置きます。凪画伯の誕生日が近いので、編み方を研究してもう少し上手に作ろうと思います。その前にマフラーをもう1つ完成させました。途中に穴を開けて片方を通す仕様です。どうしたら穴を開けられるかウンウン考えて、できました。

肩が張ってくると編み物を中断して朝鮮王朝の本を読みます。朝鮮王朝の特徴の1つは厳しい身分制度です。ピラミッドの頂点に王がいて、王族がいます。王政を支える両班(ヤンバン)は、難しい科挙に合格して職を得た官僚です。その下に中人(チュンイン)と位置付けられる技術職がいました。通訳、医師、法律、会計等です。その下に常民(サンミン)と呼ばれる庶民がいて、さらにその下に奴婢(ノビ)がいました。奴婢は「動産」でした。つまり奴隷。韓国時代劇で、良家のお嬢様が結婚するとついていく召使いがいて、不思議に思っていたのですが、それは「私奴婢」だということがわかりました。なんちゅうこっちゃ。「公奴婢」というのは公的機関が所有。罪を犯すと本人は処刑され、家族は公奴婢にされました。人権なんて王族と両班だけにしか無かったのですわ。

朝鮮王朝は人々を身分制度に縛り付けて統制しました。着るものも細かく(細部の色まで)規制して、一目で身分がわかるようにしました。

数年前ソウル郊外のチャングムパークに行ったことがあります。「チャングムの誓い」を撮影するために王宮や様々な建物を山全体に再現建築した広大なパークで、現在も撮影に使われ、逐次改築・増築しています。

パークの入り口にスタジオがあり、時代衣装を着けて写真撮影をしてもらえます。(有料)ひーさんと私はカップルで撮影してもらいました。。。

王族の衣には「補」(ボ)という刺繍した丸い布が両肩、胸、背についています。私の衣には無い!王妃だと思って着ていたのですが、これでは側室ではありませんか。ううむ。

Too late!

Comments (8)
  1. ni より:

    こんにちは。マフラーの色合いがポップでかわいいですぅ。私も子供たちが小さかったころ、一時期編み物にはまりました。パッチワークにも…。編む(縫う)作業って心が穏やかになりますよね。子供たちは段々毛糸ではなく、スエットのような洋服を好むようになり、編むのをやめてしまいました。毛糸や端切れは断捨離して手元にありません。

    *お写真素敵です❤ でも..王妃ではなかったのですね。

  2. 小野 由紀子 より:

    節子先生、ご無沙汰しております。
    昨日、順子先生から節子塾とACETのアルバムを送っていただきました。とても懐かしく、昨日のことのように思えて胸が熱くなりました。先生は大学を退職されて、ご主人様と素敵な毎日を送っておられるようで嬉しく思いました。

    節子

  3. 外山節子 より:

    よりたん、コメントをありがとうございました。手編みのセーターは、暖房が行き届いた現在ではあまり流行りませんよね。でもマフラーやキャップは好みの色と形に仕上げると、今も価値があると思います。是非、スキルを復活させて編んだり縫ったりを楽しんでくださいませ。

    側室세추꼬より

  4. 外山節子 より:

    ゆきこっち、コメントをありがとうございます。節子塾のアルバムは私も見入りました。10年くらい、毎年福岡に伺ってみなさまと一緒にお勉強したことは私の宝物です。オーガナイズしてくださったよりたん&みなさまに感謝・多謝です。ウィズ・コロナでもアフター・コロナでも、また福岡に伺うことができたらなぁと願っています。Please stay safe and well!

  5. 渡邉 恵美 より:

    外山先生お久しぶりです。お年賀状を拝見して早速訪問させていただきました。変わらずパワフルに躍動する外山先生に感激です。そしてそしてテニス!!! 実はわたしもアメリカ滞在時からはまってまだ夢中です。東京にいらっしゃることがありましたら、コートとりますので、ぜひぜひテニスご一緒したいです!
    編み物のアイデアと発想とデザインもさすが!! ゴルフのヘッドカバーをそろそろリニューアルしたいと思っていたので、デザイン刺激受けました。参考にさせていただきますね。

    1. 外山節子 より:

      コマちゃ〜ん!コメントをありがとうございます。おなつかしい。ずっとお会いしていませんね。B社の大きなプロジェクトでご一緒したあの頃をよく思い出します。うさぎちゃんとAtsukoさんと、3学年分頑張って作りましたよね。

      私はテニス経験者の夫が再開するのについて行きまして、古稀でテニスを始めるという暴挙に出ました。半年頑張りましたが、下手のままです。ボールがネットを越えない。越えてもどこに行くかわからない。すぐ疲れる。雪が降ってテニスできませんが、春になったらまた頑張ります。

      1. 渡邉恵美 より:

        本当にあのB社のプロジェクトは大変でしたが、沢山の学びと刺激を先生から頂きました。私の人生の中で輝いていた瞬間の一つです。実は今、Atsukoさんのご主人とテニスのミックスダブルス組んでいます うちの夫は現在ジャカルタに単身赴任しています。先生にご紹介させていただいた時はまだ若い青年でしたが、今はお腹の出たおじさんになりました(笑) 古希でテニスを始められるなんてさすが外山先生です‼️ テニスはそれぞれのレベル毎に楽しめるのでいいですよねーーー。私はテニスが若いってコーチに言われるので、出来るだけ動かないでできる技術を今勉強しているところです。コロナが落ち着いたらぜひぜひお会いしたいです‼️

        1. 外山節子 より:

          コマちゃん!元気コメントをありがとうございます。古稀日記、Teaching Blog、Booksなど、お時間ありましたら、遡ってご覧ください。B社プロジェクト同窓会したいですね!

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