古稀日記 1月21日 【a poet I admire.】

クローズアップ現代で茨木のり子さんの声を聞きました。落ち着いた大人の声で、言葉の選択もテンポもイントネーションも詩人茨木のり子でした。初めて聞いた声なのに、きっとこういう声だとわかっていたように感じました。

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

この3行で終わる「自分の感受性くらい」という詩を読んだのはいつのことか覚えていません。がーんと殴られたような衝撃でした。折に触れて読んでいたのですが、昨夜探しても見つかりません。見つかったのは、ここ2-3年の間に買ったMOOK本と料理本でした。

大河電子書店で検索すると谷川俊太郎編纂の詩集がkindle版で手に入ることがわかり購入しました。すぐにiPad上で読むことができました。

50歳から韓国語を勉強し始めた茨木のり子さんの「ハングルへの旅」という著書があります。私はこの本でシジャギバニダ(始めることは半分到達したことだ)という韓国の諺を知りました。今の私はなんでも半分で止まっているみたいで、いかん。いかん。

鈍ってきた私の感受性に喝を入れなくてはなりません。

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相馬恵美子
相馬恵美子
3 年 前に

茨木のり子さんの詩、「自分の感受性くらい」好きです。うちにも詩集が2冊あります。1冊は花神社という出版社から出ている「自分の感受性くらい」というタイトルの詩集です。20篇の詩が収められています。もう1冊は、黒潮社という出版社から出ている現代詩文庫20の茨木のり子詩集で、60篇ほどの詩とエッセイや作品論なども収録されています。また読み直してみようと思います。
最近は読書三昧の日々です。戸田奈津子さんと村瀬実恵子さんの対談本「枯れてこそ美しく」(集英社)という本をネットで購入して読んでいます。

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