【Teaching Children Online #11】6月16日 オンライン授業

ウクライナの子どもたちとのオンライン授業11回目を振り返ります。

NGOウェブサイトの案内は「 We will read “What a Bad Dog!” We’ll find out if Floppy is a good dog, or a bad dog. Then we will review songs: The Days of the Week, Ten Fat Sausages, I See a Star and many more as time allows!」としました。また、対象年齢を6~10歳にしました。

6月7日のA New Dogと同じ要領でWhat a Bad Dog! をkeynoteプレゼンに作りました。対面なら、指差して話を進めるところは、矢印や丸を出現させます。本文を読んでいることが明確に伝わるように、本文の下に線をワイプさせました。前回、子どもが一緒に読もうとしたので、下線を2本用意しました。また、フロッピーの首輪についているFの文字、フロッピーがかじったパパのスリッパを拡大して見せる工夫をしました。

What alphabet letter? I’ll make it bigger for you. と出現させる。

タイトルはWhat a Bad Dog!ですが、子どもに言わせたいのはWhat a good dog!というポジティブな褒め言葉です。そのため、最後のページのWhat a good dog!のスライドに続けて、黒ラブ「はなび」の写真を数枚追加し、What a good dog!を発話させるようにしました。

彩子先生が参加してくださるので、co-teacherとして前回までより多く関わってもらうことにし、打ち合わせをしました。

ウクライナの学校は夏休みに入っています。そのため、オンライン授業に参加する子どもが増えています。今回は40人くらいの参加でした。1年生から4年生の混合ですが、年齢に関わらず、どの子どももよく英語を言おうとします。

6月14日 オンライン授業 What a Bad Dog!

0)入室すると、モデレーターはSさんで、3週間会わなかった間に「やつれた」印象を受けた。戦況が悪化していてストレスが大きいのだろうと思った。彩子先生もco-hostにしてくださいと言うと、「I have already done that.」と。彩子先生は、もうSmart Osvitaのスタッフによく知られている。

1)Hello everyone. I’m very happy to see you. I’m Setsuko. ヤ・ヴクラダーチ。You have two teachers today.と彩子先生を紹介。

過去数回は彩子先生を特別ゲストだったので、授業中にAyakoと英語で呼びかけてきた。今日は子どもたちに、ヴクラダーチ、teacher、と聞かせ、In Japan, we say SENSEI when you call on a teacher. You will hear me say Ayako sensei many times today.と説明した。これで、彩子先生に気持ちよく呼びかけることができた。

2)Good morning song. の後、What’s the weather?を絵カードうちわで。

3)Today we will talk about Floppy. Floppy is Kipper’s dog. Today we’re going to find out whether Floppy is a bad dog or a good dog. 

4)画面共有してキーノートを見せる。今回初めてORTを読む子どももいるので、Kipper’s familyとFloppyの紹介スライドを入れた。絵を見て話し合い、問いかけ、子どもはミュートを外して思ったことを言う。本文を読む前に、Let me read the story. I’m going to read the story.と定型を言う。こうすることで、私が英語で話しかけているのか、本文を読んでいるのか、区別がつく。また、本文の下に線をワイプで出現させる。最初の線を消去して、If you want to read it with me, you’re most welcome. Do you want to read with me? Let’s read it again.のように言って、2本目の線をワイプで出現させた。途中から、ミュートを外して一人で読む子どももいた。褒めた、褒めた!本当に上手。

子どもがすぐに反応できそうにない単語、例えばmudは矢印を出現させてAyako sensei. Do you know what it is?と呼びかけ、彩子先生が、Is it mud?とゆっくりクリアに言って、それを子どもがよく聞いていた。

「はなび」の写真には子どもが大きく反応した。ここでは、子どもにわかるように、What a good dog. When you say ”Sit,” she sits. とか、What a good dog! Ayako sensei, what do you think Hanabi is doing? と問いかけ、彩子先生がゆっくりとShe’s studying English?のように英語を聞かせた。スライドが変わるたびにWhat a good dog!と子ども達が言ってこいた。

画面共有を解除して、子どもの様子を見るためにギャラリービューにすると、男の子がお母さんに犬を連れてきてもらって抱いていた。ミュートを外し、自分の犬のことを英語で話してくれた。He’s a good dog. He’s my best friend.と言った。気づくと、他にも犬を画面に連れてきている子どもが数人いた。猫を連れてきた子どももいた。全員とは話ができなかったが、彩子先生のミロを紹介してみんなでHello! Milo!と言った。

5)I Want a Good Dog Song: I want a dogのセンテンスstripを見せ、I want a dog. ヤ・ホーチュ・スバーコと言う。一所懸命覚えたウクライナ語は使い倒す!ウクライナ語をちょっと言うと、子どもがニコニコする。先生頑張ってる、と思ってくれているかな。ラクカラーチャのメロディーで歌うとすぐに復唱する。せっかくなので、I want a big dog.でも歌い、その後で、I want a good dog.を再度歌った。ギャラリービューで子どもの様子を見て進め、子どもが私の見せる動作をすぐに真似してノリノリなのを確認。

6)The Days of the Week Song:英語表記カレンダーの6月をプリントアウトしておいた。カレンダーを見せ、ソホーdニ(今日)と言って6月14日を指差し、Today is June 14th. Tuesday.と言った。Can you say the days of the week in English?と言い、Sun. Mon.等を指差して曜日を言って聞かせた。Now Ayako sensei will model the days for you.と言い、彩子先生がゆっくりと言って聞かせた。

We can sing the days of the week.と言い、音源を聞かせた。次にアカペラで歌った。We can do a pat-a-cake. と手遊びを見せた。Ayako sensei, could you do this with Nagi? 彩子先生と凪くんが向き合ってやって見せると、きょうだいか友達二人で参加している子どもたちはすぐに向き合って始めた。Very slowly, very fastとテンポを変えて行い、数回曜日を歌った。

7)I See a Star:shapesの列のstripを見せ、形の英語を言った。Can you make shapes with your fingers?と指で形を作った。アカペラで動作をしながら歌った。This time can you make big shapes with your arms? と腕で形を作った。彩子先生と凪くんに二人で1つの形を作ってもらうと、二人参加の子どもたちはすぐに真似をした。アカペラで動作をしながら歌った。音源をかけ、間奏のとき、this time make big shapesと言うと、後半は大きい形を作った。

8)Alphabet Chant:We have time for the alphabet chant. アルファベット表を見せてチャンツを聞かせた。Today we learned Floppy begins with Ff. [f], [f], Floppy.と聞かせた。彩子先生は [s] [s] starを聞かせた。

9)Goodbye Song:Floppyのパペットを動かしながら歌った。

【EPILOGUE】授業の数時間後、NGOスタッフからメールがきて「Setsuko, look, people have written this comment after your class. There are comments in different languages but with the same sense. Kids and their parents love you ❤️」とありました。添付してあったのは、子どものお母さんからのメッセージ。おうちの人がNGOにフィードバックしていることを今回初めて知りました。提供している授業のクオリティーを保つためのシステムなのでしょう。授業のzoomリンクがギリギリまで届かなくて大心配するほど忙しいのに、このメールを送ってくださったことに驚き、感謝でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です