【Teaching Children Online #36】2023年1月11日 オンライン授業

ウクライナの子どもたちのオンライン授業36回目を振り返ります。

前週の火曜日はお正月の3日だったのでオンライン授業をお休みをもらい、1月10日に2023年度最初の授業をしました。ウクライナの小学校は現在冬休みです。休みの期間は地域ごとの電力と暖房の事情によって異なるそうですが、1月10日はほとんどの学校がお休みなので様々な子どもが参加すると予測していました。毎週参加していた子ども、初めて見る子ども、以前参加していて久しぶりに参加の子どもなど40人近い子どもがギャラリービューに並びました。

今回もJ之助さんが時間をやりくりしてハッキング撃退のために参加してくださいました。安心、安心。

あと数時間でzoomというタイミングで「そうだ、ブタ耳!」と思いつきました。ピンクのフェルトで作りました。彩子先生もチャチャッと作ってブタ耳を着けて登場しました。「神は細部に宿る」のです!

Title: Music, Movement and Story

Date: January 10th, 10:00 Kiev Time

Description: we will read a picture book “The Three Little Pigs.” Look, listen and read to enjoy this folktale. We’ll find 10 words that begin with Ww.

12月27日の授業で「これから本を読みます」と言うと、初参加の子どもが「本は文字が多いですか?」と質問しました。授業のレベルが心配だったのでしょう。子どもたちはTELEGRAMというSNSでお知らせを受け取り、日時と内容を知ります。今回はアナウンスメントにa picture bookであることを明記し、初参加の子どもが安心できるようにしました。

絵本、ペープサート、ブタ耳

1月10日 The Three Little Pigs

1. Greetings:昨年の初夏から8月末まで毎週参加していたIちゃんがいた。再会嬉しい!顔を見るだけで名前を呼べる子どもも数人いた。授業対象は6~10歳としているので、その年齢幅の様々な子どもがいた。

2. Good morning song. Date. Year.:2023をtwo thousand twenty threeと言っても良いし、twenty-twenty-threeと言っても良いと教えると、すぐに復唱する。聞いたことをすぐ言う子どもたちだ。

3. 1-2-3の数え方・指の出し方:日本人は1で人差し指を立てるが、アメリカなど親指から始める国もある。みんなはどうするの?と聞くと、やって見せてくれた。2つの方式が混在。指で数を示しながらThree Little Pigs冒頭の本文をチャンツにして教えた。

4. Read : The Three Little Pigs の絵本をスライドで提示。まずは絵について話し合い、textをハイライトして読んで聞かせる。読みたい人?と声をかけるとすぐに数人が手をあげる。スラスラと読む子どもも、単語ひとつずつ努力して読む子どももいる。狼のセリフ、子ブタのセリフは繰り返しなので、すぐに覚えて、読みたい子どもが増えた。huff, puffを「ハフ、パフ」と読める子どもと「フフ、プフ」と読む子どもがいる。短母音Uuの音を教える活動を近いうちに計画しようと思う。

5. Matching Game:  3 pigs とthree housesの絵カードのマッチングゲームを彩子先生が指導した。マッチしたら、絵本の本文を言う練習をした。

6. Tell the story: ペープサートで、ストーリーを再現した。言えるところは一緒に言って良い、と告げて始めた。「Once upon a time there were three little pigs」と最初の文を言うと、「Three what?」とチャンツの英語を言う子どもがいた。感心、感心。対応して、続けた。

7. Phonics: 今日のお話に出てきた動物は何?と問いかけるとすぐにwolfと答えるので、wolfはWwで始まる言葉で、彩子先生がWwで始まる言葉を10個教えてくれます、と言って彩子先生にバトンタッチ。彩子先生は絵カードの見せ方をいつも工夫して、子どもの発話を上手に引き出す。絵カードの単語はwood/leaf, wolf/pig, wagon/bicycle, watch/clock, watermelon/apple, windmill/barn, walrus/penguin, window/door, wing/tail, web/net。この中で、wolfやwatermelonは低学年の子どもも即答だった。windmillは難しい単語だが、回答した子どもがいた。彩子先生は、褒めて、丁寧にwind-millと区切って発音して聞かせた。

8. Good bye song:歌う前に、ウクライナ語、英語、日本語、韓国語、フランス語、スペイン語で1、2、3を書いたシートを見せた。Teach me Ukrainian.とウクライナ語を指差すと喜んで発音してくれる。日本と日本語に関心のある子どもは、一、二、三(いち、に、さん)をパッと復唱した。Good bye songを歌うと、子どものミュートが外され、みんながバイバイを言う。See you next week! Stay safe! みんな安全で元気でいてほしい。

Wwで始まる10の単語の絵カードは、フォニックスの授業で活用できます。PDFデータをダウンロードは、こちらから。

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