2024年12月19日
『ABC & 123カード』(交通新聞社)は、エリック・カールさんのイラストでアルファベットと1~10の数を教える絵カードのセットで、絵本ではありません。私が監修した唯一の知育玩具です。
これはリニューアル版で、もとは2012年12月刊でした。
この絵カードを製作するために、交通新聞社こどものほん編集部は監修者を探しました。「そのまま読めばネィティブに聞こえるカタカナ表記」でちょっと知られていた外山節子にオファーをくださいました。2012年夏のことでした。大好きなエリック・カールさんのイラストを使う企画ですから、大喜びでお引き受けしました。
エリック・カールさんのイラストは、著作権を管理する会社が厳重に保護しています。日本でイラストを使用する際は、エリック・カールさんの世界と齟齬が無いことが求められます。また、使用して良いイラストは種類も数も指定されています。このため、10年前はQqで始まる単語はquetzalという世にも珍しい鳥で、英語が母語の人に相談しても「見たことない。読み方わからない。」と言われました。数種類の辞書で調べ、カタカナ表記に苦心しました。
エリック・カールさんは天国に行かれましたが、使用して良いイラストを増やしてくださったので、今回のリニューアルでは私の希望通りQqはqueenになりました。若くて元気な女王です。
絵カードの入れ物も変化しました。箱のフタは開けやすく、絵カードをしまいやすくなりました。絵カードを束ねる赤いリングの開閉もとても楽になっています。
2月20日に発売になります。ぜひお手に取って、エリック・カールさんの描いたqueenに会ってくださいませ。
節子先生
前のフォニックスカードは持っていて、色がとてもきれいで私の宝物みたいになっています。新しいバージョンが発売されるのですね!!あの誰もが知っているエリック・カールさんの作品の、一部を変更させた節子先生も凄い!と思います。Amazonで覗いてみます!!
ゆきこっち〜!
コメントをありがとうございます。製作過程の様々なややこしいことは全部編集部が進められました。私は相談を受けてちょっと提案しただけなんです。でも、版権管理の責任者に手紙を書いたり、ちょっと頑張りました。
とても良い出来栄えなので、是非宝物#2にしてくださいませ!
節子
節子先生
コメントありがとうございました。はい、宝物#2にさせていただきます!